涸沢ヒュッテの入口です。
最後の石段を登ってくると、ここに出ます。
入口を入って一番奥に受付があります。
かわいい元気な女の子が応対してくれます。
1泊2食付きで¥9000です。
明日のコースを説明したら、「あのコースに行く人は朝早く出なければ
ならないので、朝食は弁当にしたら如何ですか?」と聞かれました。
朝は暖かいものを食べて出発したいと思い、弁当は断りました。
2泊分前払いでした。
テラス
ここがテラスの1部です。
午後3時過ぎになったら、急に雨が降り出しました。
テラスにいた人も慌てて小屋の中に駆け込みました。
これ以降に登ってきた人はびしょ濡れになっていました。
夏山はできるだけ早く小屋に入るのが鉄則です。
午後2時過ぎには雷雨があるのも珍しくありません。
売店
売店は外のテラスの横にあります。
雨はすぐに止みました。
濡れて登ってきた人が雨具を着たままオデンを食べています。
体が冷えたのでしょう。
左奥に洗面所があります。
ここは水が豊富でそのまま飲むことができます。
小屋によっては1リットル¥100で販売しているところもあります。
南アルプスの小屋には水を汲みに行くのに往復1時間かかるところも
ありました。
山では飲み水は貴重です。
食堂
山では大体4時起床です。
朝食は5時からです。
食堂は宿泊している部屋と続いています。
夕べはかなり雨が降り、明け方まで続きました。
食堂を覗くと朝食の準備中です。
この反対側にも同じくらいと奥にも部屋があります。
一度に80人くらい食事ができるようです。
ご飯と味噌汁はおかわり自由でした。
雨が小振りになったので外に出てみました。
正面の山と雲が赤く染まっていました。
正面が東大天井岳、その左が大天井(おてんしょう)岳です。
一番右に横通岳がみえます。
その右に常念岳がありますが、ここからは手前の山に隠れてみえません。
北穂高岳の上空には相変わらず雲がかかっています。
この日はどうもスッキリ晴れないようです。
小屋にテレビがあり、天気予報を流していました。
曇り時々雨との予報でした。
ここから奥穂高岳に行く人がほとんどです。
「どうしょうか?」と少し迷ったのですが、決めるのは自分だけです。
ザックから傘や着替えなどを出して部屋に置き、雨具と水、食料だけにして
行くことにしました。
ルートはテント場を抜け、涸沢山荘の横を通って登って行きます。
最初からかなりの急登です。
テント場と涸沢ヒュッテが見る間に小さくなりました。
雨は相当激しくテントの人もたいへんだったようです。
エゾシオガマ
登山道の脇にたくさん咲いていました。
薬師岳の縦走でもたくさん会った花です。
ここのほうが色白でした。
夕べの雨に打たれてきれいになったのでしょうか?
オオヒョウタンボク
前日ご紹介したオオヒョウタンボクの花です。
茎が葉っぱの葉脈に沿って伸び、先端に2つの花を咲かせている
ようすがよくわかります。
こちらも雨に濡れてしっとりしていました。
タカネヨモギ
葉っぱがギザギザで花が下を向いています。
高いところで咲くヨモギの仲間です。
黄色い花をたくさんつけますが、これはまだ蕾が
多くありました。
かなり登ってから振り返ってみました。
泊まっていた小屋が小さく見えます。
雲がどんどん湧いてきています。
とりあえず北穂高岳まで登ってその先は考えることに
しました。
夕べはきれいな月がみえました。
夜中は突然の土砂降りでした。
一雨毎に秋がきているようです。