![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/eb/dba7b22e5807c2b765795d563ae7bce2.jpg)
登山道はひたすら高度を稼いでいました。
先方を歩いている人がいます。
若者でした。
追い付いて話をしたら、「北穂から奥穂まで行く」といっていました。
途中までは同じルートです。
幾らか心強くなりました。
ミヤマアキノキリンソウ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/c2/cc7064d9578b96fa842601ef543dfd8c.jpg)
黄色い花はガスの中でもよく目立ちます。
アキノキリンソウの高山型です。
花がきれいにまとまって咲いています。
なかなかスタイルのよい花でした。
クサリ場
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/b7/31876eb925422e2db3fae61ccc1e7af9.jpg)
少し大きなクサリ場がでてきました。
このくらいなら途中まではクサリに頼らなくても大丈夫です。
晴れていれば渋滞するかも知れません。
濡れた岩で滑らないよう、ゆっくり登りました。
こんな場所は上りより下りが嫌ですね。
ミヤマダイモンジソウ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/d8/9b2afc17246d3f86262f5ec9658a1797.jpg)
岩場の陰にひっそりと咲いていました。
花が「大」という字に似ています。
夕べの叩きつけるような雨にやられたようです。
花びらが落ちてかわいそうな姿でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/21/1c35a019678dc22ee831ecb9f2cd8325.jpg)
クサリ場を過ぎるとまた同じような岩場の連続です。
どのあたりを歩いているのかまったく分かりません。
晴れていれば遠くの山が見えるはずですが・・・
3000m近くまでは来てると思います。
オンタデ
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タデ科の植物でイタドリの仲間です。
かなり高いところまで咲いています。
木曽の御嶽山に多いので「オンタデ」とついたようです。
富士山の五合目あたりにも多く、「フジオンタデ」と呼ばれています。
小さい花が集まっています。
メイゲツソウ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/91/a68f64280b9e317b89c6a194d20d05ed.jpg)
オンタデでも特に赤い花をメイゲツソウと呼ぶようです。
別名:ベニイタドリともいいます。
中秋の名月の頃咲くのでこの名があるようです。
折しも今年はきれいな名月が見られました。
両方とも本州中部以北~北海道まで分布しているそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/e7/99da9db39a44e35cad703f85617d6507.jpg)
かなり登ってきました。
ガスの時はこのペンキマークが頼りです。
○は歩いても大丈夫、×は行ってはダメという印です。
矢印は歩く方向を指しています。
小さな石に書いてあると動いてとんでもないところにある
場合があります。
「おかしい?」と思ったら自分で判断しなければなりません。
トウヤクリンドウ
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この花も岩場を好みます。
なかなかきれいに開きません。
このような天気の時は特に閉じたままです。
名前の通り昔は薬草として重宝されたようです。
ヨツバシオガマ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/08/b6d70a39f6b62bcf1ab76124785a97c0.jpg)
すぐ近くにヨツバシオガマが3本仲良く咲いていました。
葉っぱが4枚輪生しているのがわかると思います。
ガスといっても小さな水滴の中です。
長く居るとしっとりと濡れてきます。
でも大粒の雨でなかったので、雨具の上だけで大丈夫でした。
北穂分岐
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/41/1ca285b1d7e18adc393aa2bb35ee802e.jpg)
やっと北穂の分岐に到着しました。
涸沢から約2時間40分の登りでした。
右に行けば北穂高岳の頂上です。
左が涸沢岳を経由して奥穂高岳に通じる道です。
とりあえず北穂高岳の頂上に行くことにしました。