山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、一緒に歩きましょう

北穂高岳(最終回)

2008-09-28 | 北アルプス
ゴゼンタチバナ

ゴゼンタチバナも実がなっていました。
この実を見ると小さな花が集まっているのがわかります。
もうしばらくすると赤くなります。
その姿もきれいですね。


オヤマボクチ

アザミに似ていますが、葉っぱにトゲがありません。
葉や花に白い毛がたくさんあります。
この毛を集めて火種にしたそうです。
それで火口(ぼくち)という名前がつきました。



シナノナデシコ

梓川の河原に下りたところに咲いていました。
花びらの切れ込みが浅いのが特長です。
涸沢ヒュッテを出発してから4時間で徳沢園に着きました。
天気さえよければパノラマコースも好きになりそうです。



明神からかっぱ橋に向かう途中に池があります。
そこの倒木がおもしろい姿だったので思わずシャッターを切りました。
水が透明できれいでした。


ジャコウソウ

徳沢園からかっぱ橋までは行く時に通った道です。
でもこの花には気がつきませんでした。
シャコウソウは名前のとおり、よい香りがします。
久し振りの出会いでした。



11時過ぎにかっぱ橋につきました。
涸沢ヒュッテを出てから5時間30分の歩きでした。
あれほど晴れていた穂高にも雲がかかっています。
朝晴れていても午後には曇ることが多いようです。
この山はたくさんの思い出を残してくれました。



かっぱ橋からバスターミナルまでは10分ぐらいです。
その途中でかっぱ橋を振り返ってみました。
バスターミナルの裏にあるアルプス山荘というホテルで風呂に入り、
スッキリしてから、お昼にしました。
午後2時のバスを予約してあったので、そのバスに乗り7時過ぎには
東京に帰ってきました。
素晴らしい山行でした。