ももきよ日記

記憶の彼方へ消え去る前の雑記帳でございまする。。

MJQ

2011-02-05 22:08:31 | 京都



Cloud Rest- 9926ft(3025m): 4/9/2009 from Tunnel View Point in Yosemite National Park

山は、今、雪の中..

それが融け始める頃、会いに行こう..

 

MJQ・・・ Modern Jazz Quartet

MJQを久しぶりに聞いた。 やっぱりいい。

私にとって、MJQは京都につながっている。

大学に入ってすぐ、同じ学部、同じクラスの同級生だったMが、「ラストコンサート・ライブ」のカセットテープを貸してくれた。

最初に聞いたアルバムが、「解散コンサート」テープだった。 不朽の名アルバム。

長崎もジャズ喫茶は多かったが、学生の町・京都は、ジャズを含めた音楽喫茶の数・規模が数段上だった。

MJQは、それまで聞いたどんなジャズとも一線を画していた。それは、例えば、酒とタバコの煙の中で、いかにも退廃的

ムード漂う中で、マイルスやコルトレーン、、レフトアローンを聞くのとは違っていた。

何と言うか、、ジャズらしからぬ緻密さというか、礼儀正しさというか、、 新鮮だった。

MJQがきっかけで、Mとは仲良くなった。ニヒルなヤツだったが、確かにフレンチコートが似合うヤツで、これで、片手に、

六法全書など持たせればバッチリ似合う人だったのに、、

どこでどう間違ったか、、芝居にのめり込んでしまった。。

そして、それを、こともあろうか、、 私のせいにした! 私が、この「悪の道」に引きづり込んだと言うのだ。

(そういえば、これと全く同じセリフを、、私自身は、高校の時、芝居道に誘惑したTに吐いたことがあった、、)

その頃、いろんなジャンルの演劇が盛んな頃だった。。 下賀茂神社では、唐十郎率いる「赤テント」の芝居がかかり、

根津甚八と李礼仙の熱狂的ファンで人だかり、ひとだかり。

「赤テント」に対抗するように「黒テント」もやってきた。。

とにかく、道行く人10人に、ボーンと石投げれば、そのうち3人は、何らかの芝居活動をやっている人に当たると言われていた。

京都。 1970年代後半の頃だ。

Mは、とにかく、芝居に熱中し、、京都市内にあったプロの劇団に入ってしまった。 未だに、劇団の名前も、主宰者の

名前も覚えている。

私は、と言えば、、大学内の学生劇団に4年在籍した。。

その後、彼がどうなったか、、どこかで、プツンと連絡が途絶えてしまった。

突然、MJQなどを聞くと、、 どうしても、何だか、、チクチクと、Mのことを思い出す。。

 

朝日のようにさわやかに、、

 

この曲は、MJQの18番、そして、ジャズのスタンダードだが、、どうして、この曲想が、Morningなんんだろう、、と、

35年前に聞いた時も、そして、今、聞いても、不思議でならない。

これ程、哀愁を帯びた旋律は、朝のイメージでなく、大人の夜を感じさせるのに。。

コメント
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