ももきよ日記

記憶の彼方へ消え去る前の雑記帳でございまする。。

やっぱり黒はいい。。

2011-02-03 13:39:56 | 茶道・茶の湯





ご縁があって、京都奈良屋さんから、黒楽茶碗(2010年8月)と赤楽茶碗(12月)を購入しました。

まあ安くはないけれど、手に届く「高級品」とでも言いましょうか。 家族は、高い! というけれど、、何十万、ましてや、ん百万じゃないでしょう!! と切り返す私。

工場で大量生産されたものでなく、一つ一つ手作り、「職人さんの命が通ったもの」を、日常生活の中で、自分のために使う精神的贅沢!!

何とも言えず、気持ちの良いものです。

一服したい時は、キッチンで、自分で点て、そして頂く。。 バックヤード(裏庭)に広がるカリフォルニアの、ノンビリしたド田舎風景を眺めながらー。

落ち着きます。。 これだけでも、お茶を習っている授業料は、元はとっている、、と思います。

さて、、

赤楽茶碗、黒楽茶碗、、交互に使って、それぞれに良さはある、と思うのですが。

例えば、「赤」は、やはり、明るさとのびのびとした自由さがあります。 「黒」は、シンプルであって同時に深さを感じます。

それも、とてつもない深淵です。

「素朴さ」というのは、もしかしたら、宇宙規模の「大きさ」ではないでしょうか。

それから、私の持っている黒楽は、「長次郎 禿(かむろ)写し」というのですが、赤楽 「幕釉」と比べて小ぶりです。

この「小ぶりさ」が、私の手のひらにすっぽりとおさまって、茶碗の温かさが、ズンズンと、愛の深さのように伝わってきます。

そして、もちろん、飲みやすい、点てやすい。

私は、今から心配しています。 これ以上のものに出会えるのかしらん、、と。

茶碗の色は、真っ黒でなく、「カセ色」。

黒と言ってもいいのですが、これらの色は、誰がどう言おうと、抹茶の色と合いますね。 究極の相性と言いましょうか。。

先日、お茶の稽古で、我が師が、師の黒楽茶碗で、お濃茶を練ってくださいました。

その時、生徒は私一人でしたので、先生の分・私の分2人分を。

濃茶用の抹茶を、2人分7グラムを目安に、、 出来上がったそれの味合いは、濃過ぎず薄過ぎず、程良い濃さで美味しかったのですが、

見事さは、それだけなく、黒楽茶碗・お濃茶の「黒」と「緑」の美しさでした。

二人で、やっぱり、「利休さんは凄い!」と語ったことでした。。

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和菓子7・8 (福寿柿・栗牡丹)

2011-02-03 10:40:19 | 和菓子

2月3日、日本は節分。 長崎はランタンフェスティバル。

私は、神経使う書類作り。 トホホ。。 なかなかググッと、フォーカスできず、気が散ってしょうがない。(いつものパターンだ!)

、、ということで、昨年暮れ、日本で食べた和菓子など、備忘のためにもアップしておこう。

*静岡県熱海市、菓子舗 間瀬

*福寿柿と栗牡丹 (秋冬限定)

 

熱海にいる叔母さんが送ってくれました。柿や栗をテーマにした和菓子は、日本に来る前、アメリカで、源 吉兆庵のお菓子を

食べたばっかりだったので、それらと比べることができて大いに興味深かったです。

福寿柿は、干し柿の濃厚な完熟味が、あっさり系の黄味あんとよく合っており、美味しかったです! 素晴らしい!

栗牡丹は、大粒の栗が、大納言小豆に包まれており、これも絶妙なバランスに仕上がっており、堪能しました。

どちらも、一保堂さんの抹茶「丹頂の昔」(而妙斎宗匠御好)で頂きました。

赤楽茶碗は、京都長岡市昭楽窯・昭楽作の「幕釉」。

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