長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

大石学でよがる

2015-07-21 08:25:13 | Weblog

昨日は「大石学ソロライブ」

ほとんどのお客さんが常連さんだけど、ひとりヨガのメンバーが入った。

インヨガの日は、二階でヨガをやるのだが、音楽は一階でボクが勝手に選曲する。

在る日、「WATER MIRROR」をかけた。ら、その女性が「すごくよかった」とヨガった。「それはよがったね」なんて。

そんな縁で「大石ワールド」にはまったらしい。みんなきっかけはそんなことだ。でもそんなことを、瞬間に拾い上げる

感性を持った人は幸せだと思う。声なき神の声というのは、聞こえる場所とかがぜったいあるように思う。

生前のセシルが「こんちわ。これ大石さんからのプレゼント」といって、「WATER MIRROR」

を持ってきた。隣の隣に住んでいた。カウンターに座って「クロキリのロック」を飲みながら、ふたりで聴いた。

それからすぐにライブを天真庵でやった。あくる年、2011年の夏に千葉の館山でモンローは帰らぬ人になった。

その事故の一週間前に錦糸町で「ジャズフェス」があり、休憩時間に大石さんとセシルが天真庵のカウンターで

「クロキリ」を飲んだ。それから毎年「海の日」を天真庵で大石さんがやってくれるようになった。

「おはようございます」とお店入ってくると、カウンターに座って「クロキリロック」を献茶式みたいにして飲むのが

ならわしだ。それからピアノを弾き始めると、横でいつものようにセシルのドラムが聴こえてきそうになる。

セシルが亡くなった時、その訃報を電話で教えてくれたのが、「国貞雅子」だ。最初は大石さんのライブに

お客さんとしてきてくれたのに、その縁でふたりはいっしょにセッションをしたり、CD「M」(雅子のM)も

できた。そしてびっくりしたのは、ふたりの音楽の先生が一緒、つまり、N響の山根さんと3人とも同じ「師」

持つということだった。

来月4日はその「やまね組」のコンサートを天真庵でやる。猛暑は続くけど、ねっこ繋がっているを

感じながら聴く本物の音楽には、人生を一瞬にして変えてしまうような力があるような気がする。

今日は「書の会」  その山根さんもこの会のメンバー。茶・花・書・・・日本の芸術も根っこは繋がっている。