暑い夏に、熱い鍋をつついたり、熱い情熱大陸みたいなピアノラを聴くのも粋だ。
昨日はそんな夜だった。昨年末に同じ、赤松林太郎(p)、平山慎一郎(V)、中島杏子(チェロ)
でやった時は、テレビの取材もあって、彼らの音楽が全国に放映された。でもやっぱりライブがいい。アンコールの「愛のあいさつ」もよかった。
今朝は蕎麦を打ち、珈琲を焙煎しながら、気持ちのいい「自分」がそこにいた。昨日のライブの
余韻を楽しむ「今」の瞬間瞬間が人生。「今日にちわ」と今生きているを感謝しあう瞬間瞬間が人生。
音楽という一期一会の刹那に、情熱をかけ一所懸命に演奏する芸術家の生きざまを見て、何も感じない
ようでは生きていく価値などない。人の悲しさ、恋のせつなさ、人生のはかなさの言葉にならぬ情感が
「音楽」になり、それに心をうたれ癒される。そんな人間が生きている途中で出会い「居」(今、ここに居る)するのがいい。
この地球という星の上で最高のものが音楽など芸術で、人と人が出会っていくこともまた最高の芸術だとつくづく思う。
7月31日(水)も、巣鴨の東音ホールで、三人のコンサート(偉大な芸術家の思い出)がある。料金後払い方式。19時から。
今日は「タイムドメイン」気のおけない仲間たちが、酒やCDやつまみを持ち寄って、「今」を語る会。10年くらいになる。