きのう、お花をいっしょに稽古している料理人のTが吾亦紅(われもこう)を
もって遊びにきた。ちょうど二階の床の間にも、久保さんの焼き締めの花器に
投げ入れている。窓を開けていると、ゆらゆらとゆらめいて、涼やかな気持ち
になる。9月の半ばだというのに、風鈴や吾亦紅のゆらぎで涼を感じているのも
なんとも間抜けな感じがするが・・
花をやるようになって、彼の料理がよりバランスがよくなって、「流れ」ができて
きたように思う。独創的な創作料理というのも、「基本」があってのこと。
「修・破・離」というのは、基本の基本の土台みたいなものだ。
そういえば、高倉健の「あなたへ」という映画でも、風鈴が心象風景としてみごとに
使われている。
今朝の新聞を読んでいたら、相変わらず暗いニュースや、どうでもいいような政局の
話に紙面をさかれていてため息がでてきたが、別紙面に「自遊人」の編集長の紹介記事があった。
「ほんものの食を紹介したい」ということから、日本橋にあった事務所を新潟の魚沼に移し、
晴耕雨読の中から、読者に伝えたいことを伝える、ということをやっているらしい。
こんな姿勢がこれからの「ホンモノ」だろうな、と思った。
どうでもいいようなものが、相変わらず洪水のように氾濫している大消費地「東京」にいて、
「ホンモノ」を見つけるというのは、骨が折れることだ。
吾亦紅 風に揺られて けせらせら
今日の夜は「スケッチの会」
秋は心象風景をくすぐるような対象が多い。
素敵な絵を描いて、おいしい酒を飲む愉快な夜になりそうだ。
もって遊びにきた。ちょうど二階の床の間にも、久保さんの焼き締めの花器に
投げ入れている。窓を開けていると、ゆらゆらとゆらめいて、涼やかな気持ち
になる。9月の半ばだというのに、風鈴や吾亦紅のゆらぎで涼を感じているのも
なんとも間抜けな感じがするが・・
花をやるようになって、彼の料理がよりバランスがよくなって、「流れ」ができて
きたように思う。独創的な創作料理というのも、「基本」があってのこと。
「修・破・離」というのは、基本の基本の土台みたいなものだ。
そういえば、高倉健の「あなたへ」という映画でも、風鈴が心象風景としてみごとに
使われている。
今朝の新聞を読んでいたら、相変わらず暗いニュースや、どうでもいいような政局の
話に紙面をさかれていてため息がでてきたが、別紙面に「自遊人」の編集長の紹介記事があった。
「ほんものの食を紹介したい」ということから、日本橋にあった事務所を新潟の魚沼に移し、
晴耕雨読の中から、読者に伝えたいことを伝える、ということをやっているらしい。
こんな姿勢がこれからの「ホンモノ」だろうな、と思った。
どうでもいいようなものが、相変わらず洪水のように氾濫している大消費地「東京」にいて、
「ホンモノ」を見つけるというのは、骨が折れることだ。
吾亦紅 風に揺られて けせらせら
今日の夜は「スケッチの会」
秋は心象風景をくすぐるような対象が多い。
素敵な絵を描いて、おいしい酒を飲む愉快な夜になりそうだ。