長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

なんのなしやら

2012-09-14 08:31:31 | Weblog
今日から渋谷の炎色野さんで20日(木)まで、「桃山・室町の技を今に」
という陶展をやる。久保さんを中心に、多士済々の陶芸家たちが、酒器や茶器を出品する。
「日本人に生まれてよかった」と思えるような作品といっぱい出会えると思う。
天真庵の器の9割近くは、久保忠廣さんの器。

昨日は搬入、だと思い前日に八郷の農園で仕入れた梨をもって、渋谷にいく。
なんやらいう、新しいショッピングモールを抜け、青山通りまでいき、青学の前あたりの
道を右入るして、二筋目にある。(京都風な説明なので、いく人はHPで確かめていってください)
界隈は昔から知る人ぞ知るの「隠れ家」みたいな場所で、少し大人がいきたるなるようなお店が
多い場所。煎茶の教室もヒルズの裏なので、この辺は目をつむっていても歩ける。けど、最近
また新しいお店もできてきた。3時過ぎにお店に到着したら、もう搬入はとっくに終わっていて、
閉まった玄関のガラスから、怪しい男そのものの様相で中をのぞいた。久保さんの新作の志野なんかが
気持ちよく並んでいた。
なしの貰い手がなしになったので、そのまんま青山ブックセンターにいって本を買って、近くのカフェで
珈琲を飲みながら読んだ。帰りに青山通りを歩いていると、あまりに暑いので、なしをひとつ、皮のまま
かじった。でもなしはりんごと違って、冷やして皮をむいたほうがうまい、と思った。

押上について、携帯していない携帯を見たら、Iさんから着信。今日からの炎色野で、
いっしょに作品が並んでいる陶芸家。「なしの話」をして、「bunknanにとりにおいでや」といって、
10分後にあって、ビールを飲みながら四方山話をしていていたら、なしを渡すのを忘れた。

♪なんのなしやら なんのなしやら 色気ねしだよ ホロロンバーイ(島原の子守歌)


老人性の健忘症が進行しているみたい。老いて忘れやすくなったりするのも、ある意味力が
抜けていいけど。

19日(水) 二かい de 落語 <12名限定>

演奏:千里家 万馬 「餅屋問答」

19時開場 19時半開演 ¥2,000(蕎麦・珈琲 付き)

22日(土) 大野えりライブ <JAZZ> おかげさまで満席

演奏:大野えり(ヴォーカル)

19時開場 19時半開演 ¥5,000(お酒・肴付き)

秋は、芸術や自然に触れ合いたいと思う。
昨日の新聞の新聞の宝島の宣伝ではないけど、
「本を読まなければ、人間はサルだ」というのを痛感する秋。