長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

二足の草鞋

2012-01-15 08:13:46 | Weblog
日本人は、二本の足で歩くようなことが必要な時代になってきた。

昨日は、「二階で落語かい」だった。千里家万馬くんが元気にやってきた。
彼は関大の落研出身で、うちの論語の会にかよっていた。ある日、「二階で
落語をさせてください」という。大手のIT企業に入社しながらも、「落語家になる」
という夢を捨てられない様子だった。「ええよ」ということになり、3回やった。

昨日は「新しい名刺」をわたされた。大手の会社をやめて、夢にかけるらしい。
これからは、人生二毛作や三毛作の時代。「夢」をしっかりもって、一歩一歩
実現していける時代やと思う。「二足のわらじ」というと、半端な生き方をする輩も多い。
チンバになったり、二倍の体力がいるので、息切れしたりする人も多い。
目先の利をおいかけたり、利害得失で歩く道をきめたりすると、そうなる。
「何がやりたいか」ということや、「何をやらんとあかん」という、大目的が
ないとあかんかも。それがわからんうちは、奴隷みたいにして生きくらすほがいいかも。

今日は「竹細工」。
この会に一年通った女性が、春に東京から大分に場を移して、「竹の職人」
として生きる決心をした。こころから拍手をおくりたい。
いつも、こころが着火していないと、恋のチャンスや、仕事のチャンス
がきても、不完全燃焼になる。

明日の朝は「卵かけごはん」
朝の常連さんたちが、「味噌つくり」に参加してくれる。
これもまた「時代のこころに着火」したみたいでうれしい。
そのうち、味噌をつくる大豆をつくったり、その大豆で麹をつくったり、
卵かけごはんの卵を、自分で飼った鶏をつかってやったり、するような輪
が広がっていけば楽しい。ごはんを盛る茶碗も自作。こんな素敵なことが
優美にひろがっていく・・・そんな初夢を見た。

箱根山 籠にのる人 かつぐ人 そのまた草鞋をつくる人