長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

文花てき盆踊り

2010-08-09 08:05:43 | Weblog
昨日は、開店前から年配の方が並んでおられた。
その前に、買物の帰りにも、齢・よわい80を超えたご婦人に
身振り手振りで、「こーんなタワーみたいな形をしたパン、近くで
売っていませんか?」と聞かれた。最近、タワー丼とか、「あやかり商法」
が、たくさんでてきているので、コロネとか、そんなのが「パワーパン」
になってもおかしくないご時世だ。でも知らないので、やわらかく関西弁で、
「しらんわ」と答えた。暑い日が続くし、世間はもう夏休モードなので、
のんびりかまえていたら、(いつもなめているとそうだが)めちゃくちゃ
、混雑した。先日はエリカ庵で、体調がよかったので、5時くらいから
バンバン打った蕎麦が、あっと言う間になくなっていく。
なくなっった後は、やっと「こーひーや」に戻れて、ほぼぶらじるや
水出しコーヒーや、チーズケーキを食べるお客さまと談笑しながら、していると、
「今日は文花団地で盆踊り大会がある」という情報が入る。
いつもなら馬耳東風ふうに「そうですか」と空返事をするところだけど、
「東京スカイツリー音頭」というのが、誕生した話をされたので、少し
気になった。

そして、かたずけをした後、家に帰る途中に、遠くから聞こえる定番の
東京音頭が聞こえてきた。作詞者は西條八十翁。煎茶の先生の奥様の
おじいちゃんにあたる人。「青い山脈」や村田英雄の「王将」も八十さん
が作った。戦時中は「同期の桜」もつくった天才作詞家。
学生時代は、そんな天才がつくった詩を勝手に誰かが、編曲ならぬ編詩
をし、春歌として、酒席で酩酊した若者たちが、箸で茶碗をたたきながら
歌ったものだ。「カラオケ」が誕生する前の世代には、そんな楽しみしか
なかったけど、今から思うと、「だからいい」。

♪おっとちゃんも、おっかっちゃんも、チ○コだして、○○コだして、だしても
いいじゃないか、へるもんじゃないじゃないか・・・
(朝から素面で、こんなことを書くのは、かなり力がいる。最近は親戚とか、昔の
友人もブログを読んでいるというのに・・)
ともあれ、東京が戦後の復興から、高度成長に向かう勢いのあったときの息吹が感じられる曲だ。

墨田区民になって初めて「桜橋」と「墨田音頭」も聞いた。
そろそろ「東京スカイツリー音頭」かと思ったら氷川きよしの「ソーラン節?」
がかかったので、踵を返して帰路についた。来年の楽しみがひとつできた。

明日は「英語で蕎麦会」

明後日は「伝授の会」が夏休になるので、お店は休み。水木連休になる。
姪っ子の「夏休の友」のお手伝い。最近の夏休の宿題・ドリル?
のことを「夏休の友」とはいわないことも、最近知った。
だんだん自分も「翁」の領域に入りつつあることを感じる今日このごろ。