長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

古本市があるらしい。

2009-12-12 06:13:55 | Weblog
時々、着物を着て蕎麦会にやってくる素敵なTさんが、
先々週くらいにやってきた。「古本市をやることになりました」(今日、明日
曳舟のラブガーデンにて)
とのこと。
次の日、明るい農村にいそうなさわやかな青年が、蕎麦を食べにきた。
彼は「放浪書房」のオーナーだ。

彼のブログを読んでみると、なかなか楽しいことが書いてある。
この町は、ぼくも最初はそうだけど、ぶらりと「旅」する感覚で
くると、不思議な出会いがいっぱいある街だと思う。そんなフンイキ
が伝わってくるブログである。
そんな楽しいTさんと放浪書房の店主が、主催する「古本市」だから、
今日そこの縁がある人は、きっと近い将来、この町に住んだり、この町
にカフェをつくることになったり、この町の人といろいろなかかわりを
もつようになるのではなかろうか。そんなウキウキするような市が今日
と明日、曳舟湯という古色蒼然とした銭湯がある通りにある「ラブガーデン」
というお店である。

ぼくも、この町にきて、3度目くらいに、今の天真庵のある古い建物と
出会い、5度目の時は、そこの大家さんと契約をし、その帰りに
解体現場で、カウンターと出会い、大家さんにまた電話して、それを
運んで、天真庵のカウンターにした。ぼくのHPに、そのあたりの顛末
を書いているけど、運命的な出会いだった。
その時に、実は、カウンターといっしょに、昔のブラザーのミシン
ももらった。そのミシンを解体して、赤く塗ってくれて、ロンドンの銀行
を解体した時にでた古材を使ってテーブルにしてくれたのが、ラブガーデン
のオーナーなのだ。天真庵の1階に、いろいろなイベントの案内などを
おいてある、ハゼコを飾ってある、あのテーブル。

今は雨が降っているけど、雨の日はとくに、多くの出会いが
ある町のようにも思う。