天然居士の独り言

主に日記主体のブログです。

最下位後・・・

2020年10月22日 18時09分15秒 | 日記
 今月14日に東京都港区の民間調査会社「ブランド総合研究所」の
 魅力度ランキングで、全国最下位になった事は以前書きました。
 僕がその後会った人との世間話の中では、
 「まぁ そんなものなのではないの」とか、
 「ランキングなど気にする必要はない」と言った声が多かったような気がします。

 僕もそう思うのですが、そう思わない人もいるようで、
 昨日、栃木県の福田富一知事が、「ブランド総合研究所」に直接出向き、
 同社の田中章雄社長と面会して、地域ブランド調査について、
 総合的な評価項目の創設や調査方法の変更を申し入れたと下野新聞が報じています。
 福田知事は県庁で報道陣の取材に応じ、
 本年度の目標を「25位に設定したことは誤り」としつつ、
 「魅力度を高めることは地域活性化につながる。
  順位が低いと県民の誇り、愛着度がそがれる」と語り、
 申し入れの意義について
 「県民の関心が高い。知事として、声に応えて行動を起こすのは当たり前」と
 強調したとの事です。
 福田知事は申し入れ後、報道陣の取材に対し
 「底からはい上がり、倍返ししていきたい」と述べたとの事で、
 同紙の囲み記事には、「倍返しだ」とのタイトルが付いていました。
 「倍返し」は少し変な感じもしますが、復仇の気持ちなのかも知れません。

 栃木県では来月15日に知事選が行われる予定です。
 現職の同知事は5選目を目指して立候補の意向を示しています。
 これに対して、無所属の新人候補1人が立候補を表明していて、
 一騎打ちの選挙戦が行われる事が想定されています。
 知事選を控え、冷水を掛けられたような今回の順位発表で、
 何かしないといけないとの気持ちになったのか、
 あるいは支持者たちに努力している姿を見せようとしたのか、
 その辺が、「倍返し」に繋がっているような気もします。
 知事の直談判は今回初めての事だそうで、
 約1時間行われた話し合いは田中社長によると「和やかな感じでした」との事でした。

 この話はワイドショーなどでも取り上げられたようで、
 今日のフジテレビ系「とくダネ!」で、キャスターの小倉智昭さんが、
 来年の順位で「この抗議で最下位からフッと上行ったら、絶対忖度っていわれるよ?」と
 笑いながら心配していたとの事です。
 立本信吾アナウンサーも
 「テレビで取り上げてもらえると思って(抗議に)行っていたら相当な策士」と
 語っていたとの事でした。

 また、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」では、
 実際に栃木県那須町に住んでいる女優の高木美保さんが、
 お怒りの栃木県知事の心情に「気持ちはわかる」とうなずき
 「魅力がないわけじゃない。アピール力がないの」と県民性を力説したとの事です。
 高木さん自身、そして日本を代表する観光地でもある日光があるにも関わらず、
 日光があるところですって言うと「長野ですか?」と言われた事を語っていたそうです。

 今回の直談判、ワイドショー的な話題になり、
 最下位になったため、慌てて文句を付けに行ったようにも受け取れ、
 他の県の人から見ると焦っている姿が揶揄されているようで、
 県民である僕としては、いかがなものだったかな?と感じています。

コメント
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