天然居士の独り言

主に日記主体のブログです。

柿・・・

2019年11月09日 18時07分58秒 | 日記
 先日、知り合いから、次郎柿を10個ほど頂きました。
 一人で食べきるのは大変だと思い、当初は1日2個食べていましたが、
 悪くなる前に食べきれそうなので、
 ここのところは1日1個おやつに食べています。
 結構大きな柿なので、ボリュームがありますが、美味しい柿でした。

 柿の木は、日本の農村風景の一部にもなっているように、
 各地で栽培されています。
 今の時期は、干し柿を作っているお宅も多く、
 街中でも干しているのを見掛けます。
 昨年行った山梨県甲州市の甘草屋敷では、多くの干し柿を作っていました。
 どうして、日本各地で柿が植えられているのかについて、
 以前、民俗学者の宮本常一の本で読んだ事があります。
 江戸時代、砂糖が高価だったため、
 農家が糖分を補給する目的で植えたとの事でした。
 桃栗三年柿八年と言いますが、実が生るまでには時間が掛かりますが、
 実が生るようになれば、余り手間を掛けずに糖分を得られたのだと思います。
 実は食用になりますし、葉は茶の代わりになります。
 柿渋は防腐剤にもなりますし、幹は家具材として用いられますから、
 多用途の樹木である事も普及した理由なのかも知れませんね。

 僕は、朝食はパンなのですが、何か果物を食べるようにしています。
 これからはリンゴが多くなりますが、春から夏にかけてはバナナが多いです。
 幼児期の体験から、バナナは高級品との印象が今でも残っています。
 とにかく大好きなので、バナナを食べていますが、
 リンゴなどは皮を剥く手間が必要なので、
 バナナの方が楽だとの無精な理由もあり、
 最近はバナナの方が多くなっています。

 柿が果物である事は間違いないのですが、
 どうもパンと一緒に食べる気になりません。
 何となく、柿は日本の果物とのイメージがあり、
 お茶と一緒に食べる方が合っているように感じています。
 調べてみると、柿の原産地は東アジアとの事で、
 中国の生産量が圧倒的に多く、韓国と日本が同じ位の生産量との事です。
 パンには合わないと思うのも、ある程度妥当なのかも知れません。
 考えてみたら、同居人がいた頃も、
 朝食の果物に柿が出た事がなかったような記憶です。
 柿は、夕食後などに、お茶を飲みながら食べていました。
 あるいは、僕の感じ方も、長い間の習慣の結果なのかも知れません。

コメント
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