小説家の野坂昭如さんが昨夜亡くなったとのニュースがありました。
85歳との事です。
僕は、野坂さんが余り好きではありませんでした。
政治家になったり歌手になったりCMに出たりと、
今で言えばマルチタレントと言う事になるのかも知れませんが、
どうも腰が定まっていないような印象でした。
1967年(昭和42年)に、「火垂るの墓」「アメリカひじき」で
直木賞を受賞していますが、学生時代にこれは読みました。
しかし、他の作品は余り読んでいませんでした。
先日、県立図書館で岩波現代文庫に入っている「好色の魂」を借りて読みました。
これは、全7巻の「野坂昭如ルネサンス」の第1作目です。
お読みになった方もいると思いますが、
昭和初期、エロ・グロ・ナンセンス華やかな頃、
度重なる官憲からの発禁にも屈せず、女性を喜ばせる極意書や春本を秘密刊行した、
貝原北辰の生涯を描いた作品です。
これを読んで、古臭い文体だなぁと言うのが第一印象でした。
この貝原北辰は実在の梅原北冥と言うモデルがいると、
永六輔さんの後書きで知り、興味を持ちました。
内容はともかく、
その当時の好事家達は、どのような本に高いお金を払ったのかと言う興味です。
全国各地に梅原のファンはいたようです。
栃木県立図書館に、梅原北冥の本があるかどうか調べてみたら、ありました。
借りようと思ったのですが、
大正15年の本で、家に持ち帰るだけでバラバラになりそうな感じだったので、
さすがに借りるのは諦めました。
しかし、原本を写真製版したらしい復刻本がありましたので、
これを借りてきて、今家にあります。
野坂さんが取り持つ縁と言うのも変ですが、
今度の土日にでも読んでみようかと思います。
野坂さんは、歌手としてもデビューしています。
「黒の舟歌」は野坂さんのオリジナルで、
長谷川きよしさんや加藤登紀子さんがカバーしています。
それぞれ野坂さんよりも上手なのは当然の事かも知れませんが、
僕は野坂さんが歌う方が好きでした。
この曲にも思い出があるのですが、話がかなり落ちますので書きません。
折角読み始めた野坂昭如ルネサンスですから、
時間は掛かるかも知れませんが全部読んでみたいと思います。
85歳との事です。
僕は、野坂さんが余り好きではありませんでした。
政治家になったり歌手になったりCMに出たりと、
今で言えばマルチタレントと言う事になるのかも知れませんが、
どうも腰が定まっていないような印象でした。
1967年(昭和42年)に、「火垂るの墓」「アメリカひじき」で
直木賞を受賞していますが、学生時代にこれは読みました。
しかし、他の作品は余り読んでいませんでした。
先日、県立図書館で岩波現代文庫に入っている「好色の魂」を借りて読みました。
これは、全7巻の「野坂昭如ルネサンス」の第1作目です。
お読みになった方もいると思いますが、
昭和初期、エロ・グロ・ナンセンス華やかな頃、
度重なる官憲からの発禁にも屈せず、女性を喜ばせる極意書や春本を秘密刊行した、
貝原北辰の生涯を描いた作品です。
これを読んで、古臭い文体だなぁと言うのが第一印象でした。
この貝原北辰は実在の梅原北冥と言うモデルがいると、
永六輔さんの後書きで知り、興味を持ちました。
内容はともかく、
その当時の好事家達は、どのような本に高いお金を払ったのかと言う興味です。
全国各地に梅原のファンはいたようです。
栃木県立図書館に、梅原北冥の本があるかどうか調べてみたら、ありました。
借りようと思ったのですが、
大正15年の本で、家に持ち帰るだけでバラバラになりそうな感じだったので、
さすがに借りるのは諦めました。
しかし、原本を写真製版したらしい復刻本がありましたので、
これを借りてきて、今家にあります。
野坂さんが取り持つ縁と言うのも変ですが、
今度の土日にでも読んでみようかと思います。
野坂さんは、歌手としてもデビューしています。
「黒の舟歌」は野坂さんのオリジナルで、
長谷川きよしさんや加藤登紀子さんがカバーしています。
それぞれ野坂さんよりも上手なのは当然の事かも知れませんが、
僕は野坂さんが歌う方が好きでした。
この曲にも思い出があるのですが、話がかなり落ちますので書きません。
折角読み始めた野坂昭如ルネサンスですから、
時間は掛かるかも知れませんが全部読んでみたいと思います。