天然居士の独り言

主に日記主体のブログです。

衆議院解散・・・

2012年11月16日 21時26分46秒 | 日記
 やはり今日衆議院が解散されました。
 野田総理大臣が解散を表明してから、民主党からは離党者が続出しています。
 栃木県では、県連代表の富岡芳忠衆議院議員が離党すると言う事態になっています。
 報道では、彼はみんなの党に行く意向との事です。
 全国的にも離党者が続出していて、
 民主党が政党としての体をなしているのかどうか首を傾げたくなる事態だと思います。

 何故、野田総理大臣は解散を決意したのか、僕には理解できません。
 国民に信を問い、決められない政治から脱却するためと総理大臣は言いましたが、
 仮に民主党が衆議院で勝っても、参議院の構成は変わりませんから、
 ねじれ国会が続きます。
 むしろ自民党が勝てば、衆参の構成が近くなって決められる政治になりそうです。
 負ける事を前提として身を引くつもりなのでしょうか?
 これまで、決められないで来たのは、
 民主党が野党と話し合う柔軟性がなかったからなのではないかと思います。

 野田総理には強い信念があるのは間違いなさそうです。
 消費税の増税は大量の造反者を出し、半身不随に近くなりながら断行しました。
 増税は決まりましたが、それと一体であるとする社会保障については、
 何も決まりませんでした。
 社会保障制度改革国民会議はメンバーもテーマも決まっていません。
 どうも中途半端です。

 国会議員の定数削減問題も0増5減を決定しましたが、
 選挙区の区割りができていないため、総選挙は現行定数で行われます。
 選挙翌日には、無効の訴訟を起こすとの話もありますので、
 憲政史上初めて、無効と判断される選挙になる可能性があるのに、
 何故急ぐのかとの疑問もあります。
 翻って考えると、無効との判断が出るのを待って、再選挙と言う目論見なのでしょうか?

 今回の解散は、民主党や自民党の既存政党にとってはプラスかも知れません。
 いわゆる第三極である新興政党の準備が整わない内に、
 総選挙を行ってしまおうとの既存政党間の密約でもあるのでしょうか?

 二大政党による政治の実現が、小選挙区制の導入の目的だったはずです。
 しかし現実は、小政党が乱立する事態になってしまっています。
 この状況を国民がどのように考え、どう判断するか分かりません。
 年末の選挙ですから、選挙後、新年は新しい政治体制で、
 期待を持って迎えたい所ですが、
 選挙の結果で、日本の混乱は更に続くような気がします。
 もちろん、そうならなければ良いですが。
コメント
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