MITIS 水野通訳翻訳研究所ブログ

Mizuno Institute for Interpreting and Translation Studies

お知らせ

来月からこのサイトをMITIS(水野通訳翻訳研究所)ブログに変更します。研究所の活動内容は、研究会開催、公開講演会等の開催、出版活動(年報やOccasional Papers等)を予定しています。研究所のウェブサイトは別になります。詳しくは徐々にお知らせしていきます。

『同時通訳の理論:認知的制約と訳出方略』(朝日出版社)。詳しくはこちらをごらん下さい。

『日本の翻訳論』(法政大学出版局)。詳しくはこちらをごらん下さい。

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日本初の翻訳研究国際会議

2009年05月25日 | 催し

来年2010年1月9日-10日、立命館大学京都衣笠キャンパス創思館において「翻訳学の行方-Translation Studies in the Japanese Context」と題した国際会議が開催されることになりました。主催は立命館大学先端総合学術研究科で、佐藤=ロスベアグ・ナナさん、渡辺公三先生、ポール・デュムシェル先生が中心となって企画運営にあたり、立命館大学グローバルCOEプログラム「生存学」創成拠点の共催となります。この国際会議の目的は「近年、欧米そして日本を除くアジア圏を中心に活発な広がりを見せているトランスレーション・スタディーズ(TS)を翻訳大国として知られる日本の文脈で考え」ようというもの。招待講演者は坂井セシル(パリ第7大学)、Theo Hermans(ロンドン大学)、真島一郎(東京外国語大学)、水野真木子(金城学院大学)、Judy Wakabayashi(ケント州立大学)(敬称略)、そして不肖私の6人です。大変意義のある重要な会議になると思いますので、多くの方々の参加をお待ちしています。
・ウェブサイトはこちらです。(英語版はこちら
・Call for Papers(発表者募集)の詳細はこちらに。
・応募締切は2009年8月7日ですので、発表される方はお早めに。


新刊2点

2009年05月25日 | 

演説訳/柴田元幸:演説解説/渡辺靖:練習作成・解説/柴原智幸:文/内田樹・町山智浩・明川哲也(2009)『オバマの英語 徹底トレーニングブック』(アルク)。柴原さんからのいただき物。翻訳を勉強している人には、柴田さんの訳や渡辺さんの解説が参考になるだろうし、英語のリスニングや理解、通訳の基礎訓練のためには柴原さんのパートが大いに役に立つだろう。就任演説を素材にして多角的な学習ができる。著者の数は多いが、5分の3は柴原さんが書いているのだ。Amazonでもいいレビューがついている。CD付き。
  
近藤正臣(2009)『通訳者のしごと』(岩波ジュニア新書)。これは近藤先生からのいただき物。中高生向けとはいえ、語り口を少しやさしくしているだけで、中身は近藤先生の通訳観が余すところなく開陳されている。入門用にはもちろん、プロにも役に立つtipsが含まれている。この表紙を含め、イラストは奥様が担当されている。この本も病後の回復期に奥様に「そそのかされて」書き始めた回顧録のようなものがもとになっているという。
お二人とも、どうもありがとうございました。