多文化共生なTOYAMA

多文化共生とは永続的なココロの営み

浜松在住外国人の現状学ぶ 浜松学院大で公開授業

2008-06-06 05:16:04 | 多文化共生
(以下、中日新聞から転載)
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浜松在住外国人の現状学ぶ 浜松学院大で公開授業

2008年5月30日

三池・アリセ・ミホさんの話を聞く聴講生たち=浜松市中区の浜松学院大学で
写真

 在住外国人との共生問題に取り組む大学や企業、市民団体の関係者が週替わりで話す公開授業「浜松多文化事情」が、毎週水曜日に浜松市中区の浜松学院大で開かれている。日本語指導者を目指す社会人や市民に、浜松の外国人が置かれた現状を知ってもらうのが狙いだ。(浅井俊典)

 公開授業は、文部科学省の委託事業として2007年度に始まった。08年度は県西部で外国人の就労や教育、福祉の支援に携わる15人が1人ずつ講演している。

 28日の講師、浜松国際交流協会(HICE)のポルトガル語相談員三池・アリセ・ミホさん(45)は、協会に寄せられる相談の内容が、生活習慣のトラブルから、子どもの大学進学や住宅の購入に変わってきていると説明。「最近のブラジル人には定住志向がうかがえる。若い人たちの間で、自然な形での共生が進んでいるのも特徴です」と述べた。

 聴講生の市川静子さん(63)=浜松市中区高丘北=は「普段の生活では見えないことを、さまざまな分野で活動する方が話してくれるので勉強になる」という。

 7月30日まで開講し、毎回午後4時20分から5時50分まで。受講料は一講座につき一般500円。大学生は無料。

 問い合わせは浜松学院大「日本語教員養成プログラム推進室」=電053(450)7041=へ。

アフリカ料理の給食味わう/横浜の市立いちょう小学校

2008-06-06 05:11:02 | 多文化共生
(以下、神奈川新聞から転載)
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アフリカ料理の給食味わう/横浜の市立いちょう小学校


 「食文化を通じてアフリカを知ろう」。アフリカ開発会議(TICAD)が横浜で始まった二十八日、横浜市泉区の市立いちょう小学校(金野邦昭校長)では、児童が給食でアフリカ料理を味わった。

 メニューはセネガルのシチュー「マフェ」をメーンに、豆のサラダと黄桃のシロップ煮など。栄養職員の土方直美さんが「食べ物から自分の知らない世界を知ることも大事では」と、横浜在住のセネガル人に料理を習い、献立を考えた。

 ピーナツペーストで味付けしたマフェをご飯にかけて食べた子供たちは、「マフェは甘い味付け。おいしいよ」「もっとおかわりしたい」と笑顔でアフリカの味を楽しんでいた。

ピーター・バラカン氏(音楽評論家、ブロードキャスター)による公開講演会を立教大学にて開催

2008-06-06 05:06:44 | 多文化共生
立教大学
ピーター・バラカン氏(音楽評論家、ブロードキャスター)による公開講演会を立教大学にて開催
イベント2008/05/28

立教大学では、2008年4月に異文化コミュニケーション学部を開設したことを記念して、6月10日(火)にピーター・バラカン氏(音楽評論家、ブロードキャスター)による公開講演会『異文化にどっぷり―30年以上の東京生活を振り返って』を開催する。

 立教大学(東京都豊島区)は、2008年4月に新学部として「異文化コミュニケーション学部」を開設した。その新学部開設を記念して、6月10日(火)に、同大池袋キャンパスにて公開講演会『異文化にどっぷり―30年以上の東京生活を振り返って』を開催する。

 今回の講演会では、英国出身で、東京の音楽雑誌社勤務を経て、テレビ・ラジオの音楽番組のパーソナリティとして良質の海外音楽の紹介を長年にわたり続ける傍ら、「CBSドキュメント」などの報道番組のキャスターとして活躍するピーター・バラカン氏に、自身の「異文化」体験を通して、社会や文化の境界をめぐる諸問題について語ってもらい、学部スタートにあたり、多文化・多民族の中での「共生」という学部理念を再確認する。

【公開講演会の開催概要】
日  時: 平成20年6月10日(火) 18:30~20:00
会  場: 立教大学 池袋キャンパス 7号館7102教室
      (東京都豊島区西池袋3-34-1)
対  象: 本学学生、教職員、卒業生、一般
参 加 費: 無  料
申  込: 不  要
主  催: 異文化コミュニケーション学部


▼本件に関する問い合わせ先
 立教大学 人文科学系事務室(異文化コミュニケーション学部担当)
 〒171-8501 東京都豊島区西池袋3-34-1
 TEL 03-3985-4824
 http://www.rikkyo.ac.jp

多文化共生支援センター 外国籍住民と日本人が交流 /滋賀

2008-06-06 05:03:15 | 多文化共生
(以下、毎日新聞から転載)
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多文化共生支援センター 外国籍住民と日本人が交流 /滋賀
 ◇垣根は確実に低く--県などと連携し住宅確保、「安心システム」づくり

 県内の外国籍住民を支援する「SHIPS 多文化共生支援センター」が3月30日に草津市草津1にオープンしてから約2カ月。ニューカマーと日本人の共生を目指す市民団体「近江渡来人倶楽部(くらぶ)」(河炳俊(ハビョンジュン)代表)が「外国籍住民が安心、安全に暮らせるように」との思いを込めて設立。中国語教室やブラジルの伝統武術「カポエイラ」教室などが開かれている。多様な文化が交錯するセンターを訪ね、利用者の思いを聞いた。【金志尚】

 ◆協力・友情・文化◆

 センターは河代表の会社が所有する元飲食店のビル1棟(3階建て延べ650平方メートル)を改装して設立。1階は事務所、2~3階はイベントや教室に利用する。

 団体名の「SHIPS」には、「partnership」(協力)、「friendship」(友情)、「cultureship」(文化)という三つの「ship」の意味を込めた。

 センターの活動の一つが「日本人と在住外国人の相互理解を促進する事業」だ。毎週土曜に中国語とカポエイラの教室を開くほか、月に1、2回、各国の料理教室も開催する。 ◆子どもに母語を◆

 このうち、中国語教室は、幼児クラス(小学生未満)と児童クラス(小学生以上)に分け、中国人の講師が指導する。両クラス合わせて生徒は約20人で、日本人、中国人が約半数。「子どもに母語である中国語を勉強してほしい」と願う中国人の親は多く、講師を務めながら、自身も10歳と8歳の息子を通わせる劉穎(リュウエイ)さん(36)は「子どもは日本語ばかりで、なぜ母語を学ぶ必要があるかもしらずに育ってきた」と在日中国人の現状を指摘。そうした共通の悩みを持つ中国人の親たちがセンターに集まっている側面もある。

 また、中国人と日本人の交流も自然な形で進む。同教室は授業後、1時間の「交流時間」を設け、これを利用して中国人の親が日本人の親に中国語を教える光景も見られる。夫の仕事の関係で、近く中国に転居する大津市内の主婦(26)は「中国人のお母さんも多く、ここに来れば会える」と、生きた中国語に触れられる機会を大切にしている。

 ◆伝統武術で交流◆

 一方、カポエイラ教室には約15人が参加している。ブラジルの伝統武術を学ぶ参加者は日本人や日系ブラジル人、日系ペルー人などさまざまで、日本語やポルトガル語が飛び交う異色の空間だ。

 日系ペルー人のグラハム・ヤマウチ・アルフレッドさん(36)は「ここに来ると国籍を忘れてしまう。日本人の参加者もポルトガル語で、あいさつできるようになっている」と話す。センター内では、外国籍住民と日本人の垣根は確実に低くなっている印象だ。

 ◆支援団体への協力◆

 センターは、活動のもう一つの柱に、在住外国人の生活を支援する団体への協力も掲げている、今後、教室やイベントに加え、住居や職務技能の向上に関する支援など、より実生活に近いサポートに力を入れる。

 同センターの喜久川修・事務局長は「県の住宅課や国際課などと連携し、外国人が住宅を借りやすい『安心システム』を夏までに作りたい」と意気込んでいる。

毎日新聞 2008年5月24日 地方版