多文化共生なTOYAMA

多文化共生とは永続的なココロの営み

今、早稲田は「寮」がおもしろい!!「異文化共生型混在寮」って何?!

2008-06-20 14:24:02 | 多文化共生
(以下、WASEDAWEEKLYから転載)
================================================
今、早稲田は「寮」がおもしろい!!
――「異文化共生型混住寮」って何?!――

 今、早稲田大学の「寮」が大きく変りつつあるのをご存知だろうか? 伝統の田無寮が老朽化に伴う建替えを機に、「異文化共生型混住寮」(留学生・日本人・男女の混住寮)へと大変身を遂げた(定員169人)。しかも、国籍・文化・男女の枠を超えてただ住むだけの寮ではない。学生生活課がキャリアセンターや ICC(国際コミュニティセンター)と協働して、セミプライベート英会話・スポーツ・キャリアガイダンス…と多彩な交流プログラム
を立ち上げている。また学生部参与の守末恵先生が担当する異文化交流論の「寮ゼミ」も学生に人気だ。

 日本人学生と留学生が同居するツインルームも多くある。それぞれの文化的背景が違う学生たちの暮らす寮での日々の生活の中から、異文化共生社会を生きる真の力や異文化環境下でのリーダーシップが育つ。大学も教育プログラムの提供などを通して強力にバックアップしている。一過性のイベントやスローガンでなく、共に生活し切磋琢磨しあってこそ人間的に成熟し、初めて他者への理解を深めることができる。早大東伏見寮との交流も始まり、人の輪も広がっている。

 本学には現在、世界93の国や地域から2,830人という国内最多の留学生が在学中。将来はその数を8,000人に拡大していく方針だ。新生田無寮に続き、中野駅に近く、地域連携も視野に入れ、さらに進化した900人規模の「異文化共生型混住寮」を計画している。今、早稲田は「寮」がおもしろい! 早稲田を目指す後輩にもぜひ早稲田の寮の素晴らしさを伝えてほしい。

言葉が通じなくてもイラストなら――手書きブログで国際交流

2008-06-20 14:23:00 | 多文化共生
(以下、ITmediaNewsから転載)
===========================================
言葉が通じなくてもイラストなら――手書きブログで国際交流

「手書きブログ」で外国人のユーザーが増え、英語や中国語、韓国語などのメッセージとイラストが描かれた日記が投稿されている。言葉は分からなくても、イラストで“筆談”も楽しめる。
2008年06月19日 14時17分 更新
画像 「国際交流」タグが付いたイラスト

 言葉が通じなくてもイラストなら何とかなる!?――Webブラウザでイラストやコメントを手書きして投稿できる「手書きブログ」で、外国人のユーザーが増えているようだ。せりふを韓国語で書いた漫画を投稿しているユーザーもいた。記者は韓国語が読めないので、せりふの意味は分からないが、イラストを見れば何となくストーリーを理解できる。

 「国際交流」というタグで検索してみると約3000の日記が見つかった。中国語や韓国語、英語などの文字やイラストが描かれた日記が投稿されている。ほかのユーザーからコメント欄を使った続き絵を募集している外国人ユーザーもいた。これなら言葉が通じなくても気軽にコミュニケーションができそう。文字ではないが、これも“筆談”だ。

 手書きブログは、日記やコメントだけでなく、タグやプロフィールも手書きできる。新規登録も簡単で、ニックネームとパスワード、メールアドレスを入力するだけだ。海外のブログで手書きブログへの登録の仕方を説明しているブログもある。テキストを入力する手間がほとんどないため、日本語が分からないユーザーでも気軽に始められるのかもしれない。

 手書きブログを運営するpipa.jpによると、全体の月間ページビューは8500万。約3%が海外からのアクセスで、そのうち最も多いのが台湾。次いでアメリカ、韓国、中国と続いている。

官製の「多文化共生」を問う 都内でシンポジウム

2008-06-20 14:22:29 | 多文化共生
(以下、JanJanNewsから転載)
=========================================

官製の「多文化共生」を問う 都内でシンポジウム
山口朝2008/06/17
いまや政治家や企業そしてNGOと、誰彼を問わずに使われる便利なスローガンとなっている「多文化共生」。この言葉をいま一度きちんと捉え直そうというシンポジウムが5月18日、都内で開かれた。

 「多文化共生」という言葉は、いまや政治家や企業そしてNGOと、誰彼を問わずに使われる便利なスローガンとなっている。しかし、耳触りのよいこの言葉は、真意を問われることなくいつの間にか社会に流布していったのではないだろうか。「そもそも共生とは何なのか」、「多文化とは何を示しているのか」、「共生社会が実現すればどうなるのか」を、いま一度きちんと捉え直そうというシンポジウムが5月18日、都内で開かれた。

官製の「多文化共生」を問う 都内でシンポジウム |
5月18日(日)、東京・麻布台にて(撮影すべて筆者)
5月18日(日)、東京・麻布台にて(撮影すべて筆者)

 題して「官製『多文化共生』を問う~NGOは植民地主義・民族差別を超えられるか~」。パネリストは金迅野(キム・シンヤ)氏(川崎市ふれあい館職員)と、樋口直人氏(移住労働者と連帯する全国ネットワーク・国際人権部/徳島大学教員)。司会は〈NGOと社会〉の会代表・藤岡美恵子氏。


 金氏は前職の神奈川県国際交流センター職員であった頃の経験を語った。外国人の生活実態調査(アンケート)を行った際「現実には施策という言葉にそぐわない声があるのではないか、聞き取りにくいが大事な声があるのではないか」ということを強烈に感じたという。また、ある「多文化共生」を掲げた施設で、予定していた従軍慰安婦の展示が、右翼の街宣活動によって取り止めになるなど、言葉が醸すイメージとはかけ離れた現実を目にした。金氏は「多文化共生」をとりまく国家主義的な空気、全体主義的な傾向を「日の丸弁当」と呼び、「多文化共生」が抱える矛盾を問いかけた。

 樋口氏は「南米からのデカセギ」という移住者の問題について、実践と研究に携わる立場から「共生」という概念の限界について語った。第一に、地域社会での「共生」概念は文化の領域に限定されている。文化的な問題として矮小化することで体制側でも「共生」概念を採用できるようになるという。第二に、「共生政策」の実効性には疑いがある。共生政策の抱える問題点は、社会構造に起因する問題に有効な処方箋を打ち出せないということだ。むしろマイノリティ側に問題の原因があるとして、責任を負わされる危険性があることを指摘した。第三に、現在言われている「共生」は、主権国家体制での共生を前提としており、トランスナショナル(国境を越えた)な現実を生きる移住者を排除する可能性があるという。

 シンポジウムの主催は〈NGOと社会〉の会。NGOの問題を社会の問題として、また社会の問題をNGOの問題として相互に捉え合おうと、06年に結成された会の第3回目のシンポジウムである。「綺麗事を並べ立てるのはやめにして、できるだけ本当のことを言おう!」と、毎回、プレゼンターにNGOのスタッフや研究者を呼び、刺激的な議論を展開している。「多文化共生」の「共生」は「強制」につながるのではないか……など、今回は特に、NGOへの関心如何にかかわらず、身近な問題として捉えられる内容であった。

※シンポジウムの詳細は動画、音声でご覧いただけます。

スロバキア:ハンガリー人の前途に立ちはだかる困難

2008-06-20 14:21:40 | 多文化共生
(以下、JanJanNewsから転載)
=========================================
スロバキア:ハンガリー人の前途に立ちはだかる困難

IPSJapan2008/06/15
【プラハIPS=ゾルタン・ドゥジシン、6月9日】
 現在、スロバキアの人口500万のうち10%がハンガリー人。多くはハンガリーに隣接する南部地域に住んでいるが、1993年にチェコスロバキアから分離独立したスロバキアは国家主義政策を進めており、多文化主義の軽視が懸念されている。

 スロバキアでは、1998年にハンガリー連合党(SMK)が与党勢力になった。しかし、2006年の国会選挙で方向党(Smer)が第一党となり、極右のスロバキア国民党(SNS)が連立政権に加わって、SMKは野党となった。

 SNSのスロタ党首は「スロバキアにハンガリー人はいない」と発言し、Smerは在ハンガリーのスロバキア人に対する処遇を批判しつつ、ハンガリーとスロバキアの緊張関係はハンガリーに非があるとしている。一方ハンガリー政府は、在スロバキアのハンガリー人の状況に問題が生じているのはSNSが原因だと主張する。

 スロバキアの政府高官はハンガリー人の生活状況は良好だとして現状維持を約束するが、SNSのミコライ教育相はハンガリー人の学校でスロバキア語を教える法案を作成した。これに対し、ハンガリー人組織は市民的不服従を検討している。ハンガリー語の学校は減りつつあり、高等教育を受けるためにスロバキアを離れるハンガリー人の学生は多い。

 さらに政府は公務員、教師、ジャーナリストにスロバキア語の試験を課する法案を決議した。ハンガリー人社会が求めるスロバキアへの多文化主義的な統合が政治によって阻害されているという訴えに対し、スロバキア側はSMKが急進的になっていると批判している。

 第一次世界大戦後にオーストリア・ハンガリー帝国が解体してチェコスロバキアが生まれた。スロバキア人にとってはハンガリーの抑圧からの解放であり、ハンガリー人にとっては母国との離別であった。現在300万人のハンガリー人がルーマニア、セルビア、スロバキアに住んでいる。

 コソボの独立宣言はハンガリーの領土回復主義の脅威につながるのではないかとスロバキアでは懸念されている。ハンガリー人組織はハンガリーへの併合ではなく文化を守るために自治を求めているという。スロバキアのハンガリー人社会について報告する。(原文へ)

翻訳/サマリー=加藤律子(Diplomatt)/ IPS Japan 武原真

ブラジルの衛星放送に日系人向けTVチャンネル登場

2008-06-20 14:21:04 | 多文化共生
(以下、LATINAから転載)
================================================
ブラジルの衛星放送に日系人向けTVチャンネル登場

225ffhgffggddfxb0.gif 第1回ブラジル移民船の笠戸丸がサントス港に着いた6月18日から放送を開始。NHK以外では、ブラジルで初めてとなる日系人のためのTVチャンネルが登場する。JBN TV(Japao Brasil Network)が放送するが、チャンネルは、衛星放送Skyの150チャンネル。同チャンネルの責任者であるユキオ・ミアシロによると、大半の番組は、日本で制作されてた番組は、ポルトガル語との2重音声か、ポルトガル語字幕をつけての放送になるとのこと。

 「日系コミュニティーの需要をカバーするため」と、ユキオ・ミアシロ。ケーブル・テレビを通じてNHKが放送されているが、「NHKは日本の時間帯で放送している。つまりいい番組は真夜中に放送されている。我々はブラジリア基準の時間帯で、より多様で注目される放送をする」と、NHKとの違いを強調する。

 24時間放送で、日本の文化に興味があるブラジル人も楽しめる内容なので、一時的なチャンネルにならないだろうとのこと。

 デカゼギの人たちの生活、日本やブラジルの日本人の本当の歴史、日本食、生長の家、アニメ、コンサート等といった番組が放送される。(H)