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ウルドゥー語通訳登録たった1人…

2011-09-21 09:22:40 | TOYAMAな多文化共生
分母がそもそも違うので、通訳がいること自体、奇跡的とも言えるが・・・

(以下、読売新聞【富山】から転載)
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ウルドゥー語通訳登録たった1人…

逮捕時の接見に不安

 パキスタン人被疑者が弁護人と接見する際に必要なウルドゥー語通訳の登録が県内で1人にとどまっていることが、「日本司法支援センター」富山地方事務所(通称・法テラス富山)への取材でわかった。射水市で中古車販売などに携わり、県内に住んでいるパキスタン人は昨年度、計424人と全外国人の3・1%を占めて5番目の多さで、司法関係者は、とやま国際センターなどを通じて登録を呼びかけている。

 外国人被疑者の通訳は、逮捕後の段階から国費で弁護人をつける「被疑者国選弁護制度」が2006年に導入されて以降、必要性が高まった。同制度は、取り調べ段階での冤罪(えんざい)などを防ぐのが目的で、09年には対象が殺人など凶悪事件から窃盗などにも広がったため、さらに通訳確保が急務となっている。

 法テラス富山では07年から外国語通訳の募集を開始し、今月13日現在で93人が登録。最多は中国語の41人で、ウルドゥー語の通訳は県内在住の日本人男性1人と、ポルトガル語とロシア語の各11人、韓国語10人と比べても差は開いている。法テラス富山では、通訳の申し込みがあった場合、簡単な審査を通過して登録するが、ウルドゥー語の申し込み自体も、この男性1人にとどまっている。

 また、制度では、接見時の通訳は、秘密保持のため、同一の人物が複数被疑者を担当してはならない。今後、複数のパキスタン人が共犯などで同時に被疑者となった場合、現在の通訳1人では対応できなくなる。法テラス富山は「ウルドゥー語も含めて外国人被疑者の接見に備え、通訳者の募集、登録を進めたい」としている。
(2011年9月20日 読売新聞)

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