(以下、毎日新聞から転載)
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災害ヘルプカード:外国人向け、「弱者」にしない準備 課題は語学ボランティア確保--八王子国際協会 /東京
毎日新聞 2012年11月19日 地方版
東日本大震災を教訓に、八王子国際協会(八王子市旭町)が同市内の外国人向けに避難場所などの情報をまとめた「災害ヘルプカード」を作成した。災害時に語学堪能なボランティアを避難所に派遣することも決め、「外国人を災害弱者にしない」と準備を進めている。
災害ヘルプカードは使用言語や血液型、大使館の電話番号を書き込む欄がある他、避難方法などが▽日本語▽英語▽中国語▽スペイン語▽韓国語--の各言語で書かれている。各地域の避難場所となる17の市民センターを案内した防災マップとの2枚一組で、どちらもA4サイズの四つ折り。
同協会によると、八王子市内の外国人は94カ国計約9000人で、そのうち約3000人が留学生。震災後、在住外国人から「駅から避難所への行き方が理解できなかった」「計画停電がいつ行われるのか分からなかった」などの声が寄せられたという。
そこで昨年夏から検討を重ね、災害時には協会内に「外国人支援センター」を設け、語学ボランティアを市内各地域の避難所に派遣することにした。阪神大震災後に神戸市などで作られたものを参考に今年9月、災害ヘルプカードとマップを作り、5000部を印刷して配布を始めた。
最大の課題は災害時に派遣する語学ボランティアの確保。八王子国際協会には英語を中心に7言語に対応する市民約150人が登録して通訳や翻訳などをしているが、災害時に派遣できる見込みがあるのは30人ほどという。協会の斎藤健事務局長は「ボランティアの募集や訓練を行っていくとともにヘルプカードを外国人の皆さんに行き渡らせ、災害に備えたい」と話す。
災害ヘルプカードは協会や八王子市役所で手に入る。今後、同市内の寺院やイスラム教の礼拝堂などにも配布予定という。問い合わせは同協会(042・642・7091)まで。【藤沢美由紀】
〔都内版〕
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災害ヘルプカード:外国人向け、「弱者」にしない準備 課題は語学ボランティア確保--八王子国際協会 /東京
毎日新聞 2012年11月19日 地方版
東日本大震災を教訓に、八王子国際協会(八王子市旭町)が同市内の外国人向けに避難場所などの情報をまとめた「災害ヘルプカード」を作成した。災害時に語学堪能なボランティアを避難所に派遣することも決め、「外国人を災害弱者にしない」と準備を進めている。
災害ヘルプカードは使用言語や血液型、大使館の電話番号を書き込む欄がある他、避難方法などが▽日本語▽英語▽中国語▽スペイン語▽韓国語--の各言語で書かれている。各地域の避難場所となる17の市民センターを案内した防災マップとの2枚一組で、どちらもA4サイズの四つ折り。
同協会によると、八王子市内の外国人は94カ国計約9000人で、そのうち約3000人が留学生。震災後、在住外国人から「駅から避難所への行き方が理解できなかった」「計画停電がいつ行われるのか分からなかった」などの声が寄せられたという。
そこで昨年夏から検討を重ね、災害時には協会内に「外国人支援センター」を設け、語学ボランティアを市内各地域の避難所に派遣することにした。阪神大震災後に神戸市などで作られたものを参考に今年9月、災害ヘルプカードとマップを作り、5000部を印刷して配布を始めた。
最大の課題は災害時に派遣する語学ボランティアの確保。八王子国際協会には英語を中心に7言語に対応する市民約150人が登録して通訳や翻訳などをしているが、災害時に派遣できる見込みがあるのは30人ほどという。協会の斎藤健事務局長は「ボランティアの募集や訓練を行っていくとともにヘルプカードを外国人の皆さんに行き渡らせ、災害に備えたい」と話す。
災害ヘルプカードは協会や八王子市役所で手に入る。今後、同市内の寺院やイスラム教の礼拝堂などにも配布予定という。問い合わせは同協会(042・642・7091)まで。【藤沢美由紀】
〔都内版〕
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