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東日本大震災:「石巻にも震災障害者」 神戸・東灘で集い

2013-03-04 15:36:45 | ダイバーシティ
(以下、毎日新聞から転載)
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東日本大震災:「石巻にも震災障害者」 神戸・東灘で集い、NPOが宮城県訪問を報告 /兵庫
毎日新聞 2013年03月04日 地方版

 阪神大震災で後遺症を負った震災障害者らの「集い」が3日、神戸市東灘区で開かれた。東日本大震災被災地の宮城県を2月に訪問した当事者らと支援NPO「よろず相談室」(牧秀一理事長)が、行政関係者らとの懇談内容を報告。同県石巻市では、震災で足を切断した少女と母親の苦しむ状況が伝えられた。

 同NPOの梶田洋美さん(54)=芦屋市=によると、懇談会に出席した石巻市の障害者サポート団体関係者から伝え聞いた話として、津波から母親をかばおうとした少女が、足を負傷し切断。母親は助けてもらった娘にけがを負わせてしまったことで自分を責める一方、少女も心がふさぎがちとなり、家庭の空気が重たくなっているという。助言を求めるサポート団体関係者に対し、同NPOは支援していくことを約束した。

 牧理事長は「東北には震災障害者が他にもたくさんいるはず。行政側には支援のためにも個人情報のハードルを低くしてほしいと要望した」と話した。

 城戸美智子さん(60)=神戸市北区=は「被災地では、支援に真剣に取り組もうとする関係者の熱い心を感じた」と話し、岡田一男さん(72)=同市中央区=も「実際に活動している人たちが真摯(しんし)に話を聞いてくれ、初めての訪問なのに溶け込めた」と訪問成果を強調した。【桜井由紀治】

〔神戸版〕

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