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日本語ひろば好評

2010-05-28 11:51:54 | 多文化共生
(以下、朝日新聞【愛知】から転載)
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日本語ひろば好評

2010年05月28日
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和やかな雰囲気で「授業」が進む=一宮市公園通4丁目の青年の家

【外国人を無料指導】

●一宮の国際交流協会 昨年度は延べ2400人超

 一宮市国際交流協会が開いている「日本語ひろば」が好評だ。地域で暮らす外国人に楽しく日本語を学んでもらおうと、市民ボランティアが運営している。参加費無料で堅苦しくないのが特徴で、毎回たくさんの外国人が訪れている。昨年度1年間の延べ受講者は2400人を超えた。(佐藤雄二)

 1993年に始まり、毎週日曜日に市中心部の「青年の家」と旧尾西市の「三条つどいの里」で開いている。受講者は登録制だが、特別の条件は設けていない。学習の目標をアンケートで選ぶだけで気軽に参加できる。
 「ひらがな・カタカナを覚えたい」「漢字の読み書きを覚えたい」「新聞や本を読んで話がしたい」など各自の日本語習熟度と希望に応じ、たいていはマンツーマン形式で進める。毎回同じ人を先生役に選べる点も学習効果をあげるのに役立っている。時間は2時間前後だ。
 5月末、「青年の家」であった講座には新顔のベトナム人4人を含む約30人の外国人が集まった。先生役のボランティアもほぼ同数いる。25組が3部屋に分かれて勉強していた。
 フィリピン人のルナ・リカルドさん(28)は「来日した翌年から参加するようになって4年目。全然しゃべれなかったが、今は気兼ねなく旅行もできるようになった。いろんな話をしたり聞いたりできるのがうれしい。受講料が不要なのが最高」。
 市内の外国人は約5千人。中国、韓国・北朝鮮、フィリピンなどアジアの国籍が8割を占め、受講生もほとんどがこうした人たちだ。
 協会の前田典之主任は「ボランティアは約100人。20代から70代まで、仕事はさまざま。日本語を習う手伝いをしながら交流を深めている。語学教室のようにきっちり教えたがる人にはそぐわない場所」と話す。教える側と教わる側の信頼関係も自然に深まり、ベトナムに帰国した受講生から結婚式に招待されたボランティアもいるという。

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