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外国人の輪 救いの手 ネット通じボランティア次々

2011-03-23 13:56:25 | 多文化共生
(以下、東京新聞【千葉】から転載)
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外国人の輪 救いの手 ネット通じボランティア次々
2011年3月23日
袋に詰めた土砂を民家から運び出すウィリアムスさん=旭市で

 東日本大震災による津波で大きな被害を受けた旭市飯岡地区。多くのボランティアの活躍もあって、道端の土砂やがれきは次第に片付いてきている。崩壊した家屋が目立つそんな街角で、「できることをしたかった」と黙々と作業に取り組んだ外国人ボランティアもいた。
 横芝光町の横芝中学校で英語講師を務める米国人ジム・ウィリアムスさん(47)は十九日、インターネットの交流サイト「フェースブック」で、日本に住む友人数人にボランティアへの参加を呼び掛けた。「旭市には一年間住んだことがある。何かできることをしたかった」とウィリアムスさん。
 二十日は県内の英会話学校で働くハンガリー人二人が呼び掛けに応じた。四街道市のマートン・ムーアさん(27)と八千代市のクリスタ・ルカチさん(27)だ。実際に現地入りし、津波被害を目の当たりにしたウィリアムスさんは「想像以上だった」と衝撃を受けたという。
 三人は被災した民家に積もった土砂をスコップですくい、リヤカーなどで搬出する作業に汗を流した。ムーアさんは「国に帰る外国人が大勢いるみたいだけど大げさだ。日本人は互いに助け合っていて素晴らしい。僕らもその役に立ちたかった」と泥だらけの軍手で額の汗をぬぐった。
 この民家に住んでいた武多和正峯さん(60)は、二十人以上のボランティアと一緒に作業をしたウィリアムさんたちを見ながら、「お金にならないことをやってくれている。本当にありがたい」と感激していた。 (深世古峻一)

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