多文化共生なTOYAMA

多文化共生とは永続的なココロの営み

多文化共生フォーラム:日系ブラジル人の大学生参加

2010-11-19 18:28:14 | 多文化共生
(以下、毎日新聞【愛知】から転載)
===================================================
多文化共生フォーラム:日系ブラジル人の大学生参加 名古屋で28日 /愛知
 ◇箱崎カリンさん「得意分野伸ばして」 挑戦の大切さ伝えたい

 名古屋市東区の「ウィルあいち」で28日、「日本人と外国人が共に夢を持って生きるには」をテーマにした多文化共生フォーラム(県多文化共生推進室主催)が開かれる。座談会のパネリストの一人として豊田市・保見団地に住む日系ブラジル人の大学2年生、箱崎カリンさん(20)が参加する。来日した10年前、知っていた日本語は「ワカラナイ」の一言だけ。今では「本当に外国人なの?」と言われるほど滑らかに日本語を操り、得意な英語を生かした通訳を夢見る。「何ごともまずやってみること」とチャレンジ精神の大切さを伝えたいという。【中島幸男】

 箱崎さんは10歳の時、両親、弟と来日。最初に転入した豊川市の小学校では日本語ができないため、1学年下の4年生に編入した。外国人は弟と2人だけ。平仮名とカタカナの習得に打ち込んだ。

 その後、保見団地内の小学校に移り、中学、高校、さらに父に勧められて大学に進学した。親の負担を減らそうとアルバイトも。大学では卓球クラブに所属し、大学、バイト、クラブとフル回転の日々が続く。

 目標を設定し、得意なものを伸ばすことと、何事も前向きに考えるのが箱崎さんの行動パターンだ。「『苦手を克服してから次のものに進む』と言われますが、私は得意なものを伸ばすべきだと考えます」。中学時代、英語のテストで100点を取って自信を付け、その後、国語や数学などに取り組んだという。

 間もなく突入する就職戦線。大学では3年の夏にも就職活動が始まるが、箱崎さんの計画はこうだ。

 来年春、英語の勉強のためイギリスに短期留学する。そして「甘いと言われるかもしれませんが、ぎりぎりまで自分を追い込んで力を発揮したい」と、3年生の1年間は勉強に専念する。その間に職場で使えるようにビジネス英語力をアップさせたうえ、簿記や秘書の資格取得を目指す。

 「外国人だからと言い訳しないで、ブラジル人だからポルトガル語もできることをアピールしています」。あくまで前向きな大学生だ。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿