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被災インドネシア人広島定住

2011-06-26 22:44:50 | 多文化共生
(以下、中国新聞から転載)
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被災インドネシア人広島定住
 東日本大震災で被災し、宮城県多賀城市から広島市に避難してきたインドネシア人のルディ・サスミトさん(28)が新生活を始めた。見知らぬ土地での不自由な暮らしだが、妻の鈴木美保さん(34)と支え合い広島での定着を目指す。

 今月3日、広島市南区の市営住宅に入居したが、仕事は見つかっていない。母国での溶接工の経験を生かして求職中だが、「外国人の自分には、技術を証明するものがない」と不安を募らせる。

 結婚を機に2006年9月に来日。美保さんの実家に近い多賀城市に住み、食品加工工場に勤務していた。しかし、震災で工場は大きな被害を受けた。

 大使館からの避難指示を受け多くが帰国する中、自身は被災地に残り遺体安置所などでボランティアに加わった。美保さんと一緒にいることで救われた。

 しかし、余震が続き、福島原発事故の影響も怖くなった。「宮城にいるのは限界」。美保さんの知人を頼って広島に来た。仕事を探し、広島職業能力開発促進センターに職業訓練を申し込んだ。「言葉の問題もあり不安だが、もう一度、ゼロからやり直す」と誓う。

【写真説明】美保さん(左)と新生活について話し合うルディ・サスミトさん

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