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ブラジル人社会に安心・安全を 常総署 コミュニティリーダー委嘱

2010-06-02 09:37:42 | 多文化共生
(以下、東京新聞【茨城】から転載)
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ブラジル人社会に安心・安全を 常総署 コミュニティリーダー委嘱

2010年6月2日

コミュニティリーダーの委嘱状を受け取る食品会社社員、鴨志田セーリアさん=常総署で
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 常総署は一日、常総市の人材派遣会社の社長や学校長らブラジル人社会の中心にいる五人をコミュニティリーダーに委嘱した。日本語が不得手なブラジル人も多いため、リーダーは警察から提供される交通安全や防犯情報の発信、地域の困り事や要望の集約など、警察とブラジル人社会をボランティアで橋渡しする。任期は二〇一二年三月末まで。

 市内には県内全体の三分の一に当たる約三千二百人のブラジル人が居住し、防犯ボランティアも活動。同署は本年度、群馬県警大泉署とともに警察庁の「外国人集住地域総合対策モデル事業」の実施拠点に指定された。

 リーダーに委嘱された常総カトリック教会のシスター、デマトス・マリア・ダ・コンソーラサウンさん(50)は今後、礼拝などで教会に来る約二百五十人への啓発に努めるという。ブラジル人学校「エスコーラ・オプション」校長の上村まゆみさん(36)は「日本の情報は言葉の壁がありブラジル人には届かない。警察が私たちの社会に近づいてきてくれてありがたい」と話した。学校に通う約百五十人にチラシを一斉配布し、交通安全の出張授業を考えている。

 モデル事業では、外国人を対象とした警察安全相談所を毎週一回、石下地区と水海道地区で交互に開設するほか、定住ブラジル人約千八百世帯に署員が通訳を伴って訪問する巡回連絡も実施する。 (小沢伸介)

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