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韓国:移住労働者、政権変わっても『追われる生活』続くか

2012-12-14 15:15:00 | 多文化共生
(以下、レイバーネットから転載)
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韓国:移住労働者、政権変わっても『追われる生活』続くか

移住労働者、政権変わっても『追われる生活』続くか
来年から『外国人政策基本計画』施行...日ごとに退行する移住民人権

ユン・ジヨン記者 2012.12.13 17:10


大統領選挙を控えて政界は『新たな希望』を語るが、移住労働者は大統領選挙 の後の『絶望』を予想している。来年から、今後5年間施行される政府の『2次 外国人政策基本計画』のためだ。

11月28日、法務部が出した『外国人政策基本計画』は、移住労働者をはじめと する難民などの統制と管理などを強化する。多文化社会に逆行するという議論 もあったが、これまでの政策を参考にすると、あまり異質な政策ではない。 政府は今年になってからだけでも移住労働者職業選択の自由制限と殺人的な摘発、 どんぶり勘定式難民審査などの議論に包まれてきたためだ。

韓国社会における移住労働者の人権と差別がますます退行し、これを指摘する 声も高まっている。12月18日、世界移住民の日をむかえ、移住労働者団体など は韓国政府が反人権、人種差別を強化していると声を高めた。大統領選候補も 移住民の処遇改善のための公約を発表している。




来年から『外国人政策基本計画』施行...取り締まり強化、国籍取得は難しく
朴槿恵候補は移住民公約皆無、文在寅候補は『制度的改革』を強調


来年から『外国人政策基本計画』が適用されると、不法滞留者の摘発は強化さ れ、移住民の国籍取得はさらに難しくなる展望だ。

政府は不法滞留者摘発パラダイムを多角化するとし、摘発事前予告を実施した 後に広域摘発システムと機動取り締まりチームを運営する方針だ。不法滞留者 が潜伏する事業場への入管公務員の出入調査権法制化も推進する計画だ。身分 のロンダリングと身元不一致者などへの企画調査も強化される。

外国人の国籍と永住制度に手を入れて『永住資格前置主義』も導入することに した。これは帰化申請前、まず永住資格を取得して一定期間韓国に居住した後、 国籍を申請させる制度だ。一般外国人は5年の居住期間中、3年以上、結婚移民 は3年居住期間中、1年以上を永住資格で居住しなければならない。

現在、結婚移民者は永住権と帰化、滞留期間延長のために配偶者の同意が必須 だ。もし『永住資格前置主義』が導入されると、家族関係で移民者の従属性は さらに深まる恐れがある。また移住労働者と難民は永住資格の対象から全面的 に排除され、帰化申請そのものができない。

新しい政府になると同時に、後退した外国人政策基本計画が施行される予定で、 『移住民』への各大統領選候補の立場にも関心が集まっている。朴槿恵(パク・ クネ)大統領選候補は、移住労働者と結婚移民者など移住民に対する政策は何も ない。むしろ治安問題で外国人犯罪が増加するとし、警察人員の増員を公約に している。移住共同行動が発送した『移住民政策に対する大統領選候補質問書』 にも回答していない。

文在寅(ムン・ジェイン)民主統合党候補の場合、公約集で、△結婚移住女性の 人権と安定した滞留保障、△多文化家族の子供たちの教育支援拡大などを公約 にしている。移住共同行動が回収した答弁書によれば、文候補は移住民と内国人 の平等な待遇を段階的、順次的に進めると明らかにした。

移住労働者の権利の保障に関しては、労働基本権の団結権、団体交渉権、団体 行動権を保障すると明らかにした。また文候補は「入管摘発、保護、強制退去 の過程で発生する人権侵害を最小化できるように法的、制度的な改革をする ことに全的に共感する」と明らかにした。

日ごとに退行する移住民の人権...「第2次外国人政策基本計画廃棄を」


政府の移住民政策が毎年退行し、移住団体は移住民人権保障のための韓国政府 の政策転換が必要だと声を高めている。




世界移住民の日の5日前の12月13日、『移住労働者差別撤廃と人権、労働権実現 のための共同行動(移住共同行動)』は、光化門政府総合庁舎の前で記者会見を 行って、人種差別を強化する韓国政府の移住民政策を糾弾した。

彼らは「移住民に対する政府の攻撃が露骨になった今年一年間で移住民が受け た苦痛は言葉では表せないほど大きかった」とし「世界移住民の日に、移住民 の人権を侵害し、制度的に人種差別を強化する韓国政府を糾弾しなければなら ないわれわれは惨憺たる気持ちを禁じ得ない」と明らかにした。

実際に雇用労働部は今年、雇用許可制事業場変更指針を改正して移住労働者の 職業選択の自由を侵害したという批判された。結婚で移住してきた移住女性の 相次ぐ死と政府の摘発による移住労働者死亡事件、政府の移住児童人権侵害な ども問題になった。来年施行される『第二回外国人政策基本計画』も、多文化 社会に逆行するという指摘が提起されている。

タハムケ(All Together)のイ・ジョンウォン活動家は「韓国政府は移住民の90 %以上を占める移住労働者と移住結婚女性を潜在的な問題集団と片付け、統制 を強化して彼らの人権を深刻に後退させようとしている」とし「また、政府は 結婚移住民のばらまき政策で否定的な世論が形成されたというとんでもない 理由をあげて『多文化』という単語も削除してしまった」と批判した。

政府の政策により、移住民の人種差別が固定する可能性が高まり、移住民への 政策の全面再検討を要求する声も高まっている。

記者会見団は、「反人権と差別の開始の短期循環政策は今すぐ廃棄されるべき で、未登録移住労働者の生命を担保に強行されている人間狩り式の摘発追放も 即刻中断しなければならない」と主張した。移住児童の教育権と健康権、滞留 権の保障と難民認定手続きの改善、永住資格前置主義の中断も要求した。

また彼らは「管理と統制を中心とする政府の第二次外国人政策基本計画は、 基礎からやり直すか直ちに廃棄すべきだ」と強調した。

外国人難民申請者がホームレスに 過去最多で支援遅

2012-12-14 15:14:36 | ダイバーシティ
(以下、北海道新聞から転載)
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外国人難民申請者がホームレスに 過去最多で支援遅れ

(12/10 20:45)

難民支援協会のスタッフ(奥)に難民申請について相談するボビーさん(仮名)。同協会の事務所には、ホームレスになった申請者の荷物が預けられ山積みに=東京・四ツ谷

 日本で難民認定を申請する外国人が今年は過去最多となり、政府による生活費や宿泊施設の提供が遅れ、ホームレスとなって野宿を強いられる人が続出していることが10日、分かった。人権団体は既に50人以上を確認しており、「命にかかわる異常事態だ」と政府に緊急対策を求めている。

 母国での迫害を逃れてきた難民は、経済的に苦しいことが多い。このため外務省はアジア福祉教育財団難民事業本部を通じて、困窮している難民申請者に対し、1日1500円の生活費などの「保護費」を支給。住む所もない人にはアパートを無償提供してきた。

発達障害の小中生61万4千人

2012-12-14 15:14:00 | ダイバーシティ
(以下、毎日新聞から転載)
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ニュース交差点:教育 発達障害の小中生61万4千人

毎日小学生新聞 2012年12月07日

 公立校(こうりつこう)の普通学級(ふつうがっきゅう)に通(かよ)う小中学生(しょうちゅうがくせい)の6・5%に発達障害(はったつしょうがい)の可能性(かのうせい)があることが5日(いつか)、文部科学省(もんぶかがくしょう)(国(くに)の役所(やくしょ))の調査(ちょうさ)で分(わ)かりました。40人学級(にんがっきゅう)で1クラスに2~3人(にん)が「読(よ)む・書(か)く」が苦手(にがて)、授業(じゅぎょう)に集中(しゅうちゅう)できないなどの課題(かだい)を抱(かか)えていることになります。

 学習面(がくしゅうめん)で著(いちじる)しい困難(こんなん)がある小中生(しょうちゅうせい)は4・5%、ADHDが3・1%、高機能自閉症(こうきのうじへいしょう)は1・1%。一部(いちぶ)はこれらの障害(しょうがい)が重複(ちょうふく)していました。

 調査対象地域(ちょうさたいしょうちいき)の44都道府県(とどうふけん)(岩手(いわて)、宮城(みやぎ)、福島(ふくしま)の3県(けん)を除(のぞ)く)を基(もと)に推計(すいけい)すると約(やく)61万(まん)4000人(にん)になります。このうち約(やく)4割(わり)は特(とく)に支援(しえん)を受(う)けておらず、専門家(せんもんか)は「教員(きょういん)の増員(ぞういん)などの手当(てあ)てが必要(ひつよう)」と話(はな)しています。

 発達障害(はったつしょうがい)とみられる子(こ)どもを学年別(がくねんべつ)にみると、小学(しょうがく)1年(ねん)が最(もっと)も多(おお)く9・8%。成長(せいちょう)すると障害(しょうがい)が改善(かいぜん)され、小学(しょうがく)4年(ねん)7・8%▽中学(ちゅうがく)1年(ねん)4・8%▽中学(ちゅうがく)3年(ねん)3・2%でした。

僕は憲法の前文が好きでした。

2012-12-14 00:30:19 | ダイバーシティ
(以下、facebook「元島しょう」さんより転載)
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僕は憲法の前文が好きでした。
一国の憲法の前文がこんなに長く、そして決意に満ち溢れ、熱を帯びた文章であること。そしてその内容。
読むたびに、胸が熱くなり、日本人であることを誇りに思ったものでした。
宗教や信条を持たず、迷いながら進む頼りない僕を、幾度も勇気づけた文章でした。
特に「日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」
自民党が一番毛嫌いする文章ですが僕はこれが好きでした。
保育の現場で行き詰る時、この発想は活かされました。
荒れた行動で保育士を困らせる子どもがいます。
一見わがままに見えるその行動。
「親の育て方が悪い」
「わがままな悪い子だ」
と思考して、その子や親を悪者にしてしまうのは簡単です。
そうなりがちです。
しかし、そう思考してしまいそうになる時、僕はいつも思い直していました。
信じてみようと。
どうやったら親と信頼関係をもって話ができるか、そう考えて、毎月お父さんを飲みに誘ったこともありました。
こどもの荒れた行動には、「その行動にどんなメッセージが込められているのか」と捉え直すようにしていました。
本当に根っこから悪い子などいないのです。
悪いことをする理由がある。
その悪い事が「犯罪」に育つまでその子を悪者にし続け、放っておくことがいけないのです。
親であれ、子であれその人間の本質を信じて付き合ってみること。
表面的な事実ではなく、その人間の「信義に信頼」してみる。
そうやって心からそういう思いで関わった結果、信頼関係をきづけなかった経験は僕にはありません。
ぴたりと荒れた行動をとらなくなった子どもたちもたくさん見てきました。
きっと国際社会もそうなると信じたい。
しかし僕らは所詮人間。そう簡単にはできない。
僕も出来る時もあればできない時もある。
むしろできない時の方が多い。
しかし、だからこそ、指針として、理想として、ああいう文章がこの国の前文に掲げてある事に意味があると僕は思います。
人間は不完全です。
なかなか理想通りに生きていけない。
過ちを犯すものです。
しかしだからこそ、今この国に必要な文章だと思うし、必要な憲法だと思うのです。
現日本国憲法と自民党の憲法改正案をとにかく見てほしいです。
みんなで決めましょう。