(以下、ニコニコニュースから転載)
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<外国人介護福祉士>全漢字にふりがな 試験改善案示す
毎日新聞:
2012年5月22日(火)19時37分配信
厚生労働省は22日、経済連携協定(EPA)に基づいて来日した外国人が受ける介護福祉士試験の改善案を同省の有識者会議に示した。全ての漢字にふりがなを振った問題で受験できるようにすることや、試験時間(現在210分)の延長が柱で、同日大筋了承された。試験時間の延長幅は次回の会合で決める方針。一方、試験問題を母国語や英語とすることは見送った。
EPAに基づく介護福祉士の試験は今年が初。インドネシア人とフィリピン人計95人が受験したものの合格率は37.9%(36人)で、日本人を含めた全体の合格率63.9%を下回った。不慣れな日本語が壁になったとみられ、受験生への配慮が求められている。
改善案では、全ての漢字にふりがなを振ることを認めた。ただし、日本語を理解している受験生にはかえって煩わしいため、紛らわしい漢字などにだけふりがなを振った問題も用意し、受験生が選べるようにする。
また、「ワーク・ライフ・バランス」など日常用語として定着していないカタカナ語には英語を併記し、化学物質は「ナトリウム(Na)」などと化学記号を添えることにした。さらに問題文は「適切でないものはどれか」などの否定表現を使わず、「正しいものはどれか」といった肯定表現に統一する。ただ、病名や体の部位などの専門用語を平易な言葉へ置き換えることは認めていない。
厚労省は改善案を来年1月の試験から着手する方針。学習支援策の拡充も順次進める。【遠藤拓】
◆EPAに基づく介護福祉士試験の改善案(骨子)◆
・試験問題は全ての漢字にふりがなを振ったもの、難しい漢字だけに振ったものの2種類を用意。受験生は選択可
・英語を原語とするカタカナ語には元の英語を、化学物質名には化学記号を併記
・問題文の形式を「正しいものはどれか」などの肯定表現に統一
・試験時間を延長
・学習支援策を拡充
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<外国人介護福祉士>全漢字にふりがな 試験改善案示す
毎日新聞:
2012年5月22日(火)19時37分配信
厚生労働省は22日、経済連携協定(EPA)に基づいて来日した外国人が受ける介護福祉士試験の改善案を同省の有識者会議に示した。全ての漢字にふりがなを振った問題で受験できるようにすることや、試験時間(現在210分)の延長が柱で、同日大筋了承された。試験時間の延長幅は次回の会合で決める方針。一方、試験問題を母国語や英語とすることは見送った。
EPAに基づく介護福祉士の試験は今年が初。インドネシア人とフィリピン人計95人が受験したものの合格率は37.9%(36人)で、日本人を含めた全体の合格率63.9%を下回った。不慣れな日本語が壁になったとみられ、受験生への配慮が求められている。
改善案では、全ての漢字にふりがなを振ることを認めた。ただし、日本語を理解している受験生にはかえって煩わしいため、紛らわしい漢字などにだけふりがなを振った問題も用意し、受験生が選べるようにする。
また、「ワーク・ライフ・バランス」など日常用語として定着していないカタカナ語には英語を併記し、化学物質は「ナトリウム(Na)」などと化学記号を添えることにした。さらに問題文は「適切でないものはどれか」などの否定表現を使わず、「正しいものはどれか」といった肯定表現に統一する。ただ、病名や体の部位などの専門用語を平易な言葉へ置き換えることは認めていない。
厚労省は改善案を来年1月の試験から着手する方針。学習支援策の拡充も順次進める。【遠藤拓】
◆EPAに基づく介護福祉士試験の改善案(骨子)◆
・試験問題は全ての漢字にふりがなを振ったもの、難しい漢字だけに振ったものの2種類を用意。受験生は選択可
・英語を原語とするカタカナ語には元の英語を、化学物質名には化学記号を併記
・問題文の形式を「正しいものはどれか」などの肯定表現に統一
・試験時間を延長
・学習支援策を拡充