(以下、北陸中日新聞から転載)
==========================================
ダイバーシティとやま(7) 言葉の壁越え対話
2012年5月8日
海外4カ国から18人と、国内の41人が参加したワールドカフェ=富山市で
ダイバーシティとやまでは、ちがいを活(い)かすための事業として、ワークショップを開催している。ワークショップとは本来、作業場や工房の意味。ファシリテーターと呼ばれる人が進行役となり、参加者が積極的に問題解決を体験的に学ぶ場なのだ。
ダイバーシティとやまで「ワールドカフェ」を開催した時には、日本の方四十一人、外国の方(米国、韓国、中国、ネパール、ブラジル)十八人が参加しました。
ワールドカフェは、「知識や知恵は、オープンに会話する『カフェ』のような空間でこそ創発される」という考え方に基づいたワークショップです。単なるおしゃべりという意味の「会話」でも、勝ち負けを決めるような「議論」でもなく、さまざまな背景をもつ人たちと「対話する」ことがベースです。
一テーブル四~六人に分かれ、同じテーマでテーブルごとに対話し、途中テーブルのメンバーが入れ替わります。外国の方がこれだけたくさん参加したワールドカフェは北陸では初開催だったと思います。
日本人、外国人ともに、「今まで国際交流パーティーのような場に参加しても、表面的なことしか話せなかったけれど、ここでは深いところまで真剣に話し合えた。とても楽しかったし、いろんなことを考えさせられた。機会があれば、またぜひ参加したい」といった新鮮な驚きと意欲的な反響が数多く寄せられました。
日本人も外国人も、お互いに踏み込んだところまで話し合いたいと思っていても、その場が今までつくられていなかったということにも気づかされました。
また、ファシリテーション(会議を活性化して合意形成を促進する手法)を提案している企業の代表、ちょんせいこさんを講師に、意見を活かす効率的な会議の方法としてのホワイトボード・ミーティング入門講座を開催しました。
ホワイトボード・ミーティングは、議論を「発散」「収束」「活用」に分け、ボソッとつぶやいた意見もホワイトボードに拾いながら良好なコミュニケーションと共通のルールを育む、画期的な会議の手法です。
ダイバーシティとやまはこれからも、さまざまなワークショップを通して、ちがいに気づき、ちがいを認め、ちがいを活かす場づくりを積極的に行っていきたいと思っています。 (NGOダイバーシティとやま代表・宮田妙子)
==========================================
ダイバーシティとやま(7) 言葉の壁越え対話
2012年5月8日
海外4カ国から18人と、国内の41人が参加したワールドカフェ=富山市で
ダイバーシティとやまでは、ちがいを活(い)かすための事業として、ワークショップを開催している。ワークショップとは本来、作業場や工房の意味。ファシリテーターと呼ばれる人が進行役となり、参加者が積極的に問題解決を体験的に学ぶ場なのだ。
ダイバーシティとやまで「ワールドカフェ」を開催した時には、日本の方四十一人、外国の方(米国、韓国、中国、ネパール、ブラジル)十八人が参加しました。
ワールドカフェは、「知識や知恵は、オープンに会話する『カフェ』のような空間でこそ創発される」という考え方に基づいたワークショップです。単なるおしゃべりという意味の「会話」でも、勝ち負けを決めるような「議論」でもなく、さまざまな背景をもつ人たちと「対話する」ことがベースです。
一テーブル四~六人に分かれ、同じテーマでテーブルごとに対話し、途中テーブルのメンバーが入れ替わります。外国の方がこれだけたくさん参加したワールドカフェは北陸では初開催だったと思います。
日本人、外国人ともに、「今まで国際交流パーティーのような場に参加しても、表面的なことしか話せなかったけれど、ここでは深いところまで真剣に話し合えた。とても楽しかったし、いろんなことを考えさせられた。機会があれば、またぜひ参加したい」といった新鮮な驚きと意欲的な反響が数多く寄せられました。
日本人も外国人も、お互いに踏み込んだところまで話し合いたいと思っていても、その場が今までつくられていなかったということにも気づかされました。
また、ファシリテーション(会議を活性化して合意形成を促進する手法)を提案している企業の代表、ちょんせいこさんを講師に、意見を活かす効率的な会議の方法としてのホワイトボード・ミーティング入門講座を開催しました。
ホワイトボード・ミーティングは、議論を「発散」「収束」「活用」に分け、ボソッとつぶやいた意見もホワイトボードに拾いながら良好なコミュニケーションと共通のルールを育む、画期的な会議の手法です。
ダイバーシティとやまはこれからも、さまざまなワークショップを通して、ちがいに気づき、ちがいを認め、ちがいを活かす場づくりを積極的に行っていきたいと思っています。 (NGOダイバーシティとやま代表・宮田妙子)