(以下、Webさいたまから転載)
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日本語日常会話・無料教室を大宮区役所に開設
教材のチラシで学んで夏祭りに行ったという田中ラニーさん(左)と須田愛栄さん
さいたま市国際交流協会(浦和区)は今月、在日外国人が地域で生活するために日本の社会と言葉を無料で学ぶ「にほんごのへや」の大宮コースを大宮区役所に開設した。3年間で利用者が14倍以上に増えた浦和区の「にほんごのへや」の分室のような役目を担う。一般の日本語教室と異なり、利用者は研修を受けた日本語ボランティアと交流しながら生活に即した情報を得る。小さな子どもがいても安心して学べるように保育が付いているのも特徴。
「にほんごのへや」は2007年、国際交流協会が事務所をJR浦和駅東口前のコムナーレに移転したのを機に、協会内の国際交流センターで始めた。現在、日本語ボランティアのコーディネーター17人、スタッフ67人が登録する。利用者は、当初年度は226人だったが、09年度には3290人にもなった。これまでに中国、韓国、フィリピン、タイなど17カ国の人が利用している。
大宮コースは、ほかの地域の外国人にも利用しやすいようにと枠を広げるために開設した。内容的にはセンターの「にほんごのへや」と同じ。期間は原則6カ月で、既成のテキストではなく、行政の配布資料などから独自の素材を作成して活用。子どもが病気になったときの病院での対応や近所付き合い、正月やひな祭りの行事など、さまざまな場面に応じた日本語が学べる。時には、花火大会やスーパーのチラシを使うなど、文化の違いに戸惑わないようにさまざまな工夫がされている。
大宮コースの開所式には、スタッフ18人のほか、在日外国人の利用者8人と子ども3人、見学者11人が参加した。
日本人と結婚し、中国から来日した須田愛栄(あいろん)さん(31)はセンターの「にほんごのへや」を終了したが、もう少し学びたいとやって来た。「当初は日本語ができなくて困った。今では日本文化まで分かるようになった」と笑顔。もうすぐ母親になるが、産院に行っても安心という。
田中ラニーさん(33)は、結婚してフィリピンから来日。「ごみの出し方のルールや、美容院での髪形の説明方法まで学べて助かった」と感謝していた。
利用日は毎週金曜日(5週目を除く)。子どものためのコースもある。今回、開設した大宮コースは、毎週金曜日午前に開く。問い合わせは、国際交流協会(TEL048・813・8500)へ。
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日本語日常会話・無料教室を大宮区役所に開設
教材のチラシで学んで夏祭りに行ったという田中ラニーさん(左)と須田愛栄さん
さいたま市国際交流協会(浦和区)は今月、在日外国人が地域で生活するために日本の社会と言葉を無料で学ぶ「にほんごのへや」の大宮コースを大宮区役所に開設した。3年間で利用者が14倍以上に増えた浦和区の「にほんごのへや」の分室のような役目を担う。一般の日本語教室と異なり、利用者は研修を受けた日本語ボランティアと交流しながら生活に即した情報を得る。小さな子どもがいても安心して学べるように保育が付いているのも特徴。
「にほんごのへや」は2007年、国際交流協会が事務所をJR浦和駅東口前のコムナーレに移転したのを機に、協会内の国際交流センターで始めた。現在、日本語ボランティアのコーディネーター17人、スタッフ67人が登録する。利用者は、当初年度は226人だったが、09年度には3290人にもなった。これまでに中国、韓国、フィリピン、タイなど17カ国の人が利用している。
大宮コースは、ほかの地域の外国人にも利用しやすいようにと枠を広げるために開設した。内容的にはセンターの「にほんごのへや」と同じ。期間は原則6カ月で、既成のテキストではなく、行政の配布資料などから独自の素材を作成して活用。子どもが病気になったときの病院での対応や近所付き合い、正月やひな祭りの行事など、さまざまな場面に応じた日本語が学べる。時には、花火大会やスーパーのチラシを使うなど、文化の違いに戸惑わないようにさまざまな工夫がされている。
大宮コースの開所式には、スタッフ18人のほか、在日外国人の利用者8人と子ども3人、見学者11人が参加した。
日本人と結婚し、中国から来日した須田愛栄(あいろん)さん(31)はセンターの「にほんごのへや」を終了したが、もう少し学びたいとやって来た。「当初は日本語ができなくて困った。今では日本文化まで分かるようになった」と笑顔。もうすぐ母親になるが、産院に行っても安心という。
田中ラニーさん(33)は、結婚してフィリピンから来日。「ごみの出し方のルールや、美容院での髪形の説明方法まで学べて助かった」と感謝していた。
利用日は毎週金曜日(5週目を除く)。子どものためのコースもある。今回、開設した大宮コースは、毎週金曜日午前に開く。問い合わせは、国際交流協会(TEL048・813・8500)へ。