多文化共生なTOYAMA

多文化共生とは永続的なココロの営み

EPA介護福祉士候補者向けeラーニングを開始へ

2010-10-27 09:36:18 | 多文化共生
(以下、医療介護CBニュースから転載)
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EPA介護福祉士候補者向けeラーニングを開始へ

 財団法人海外技術者研修協会(AOTS)は11月から、EPA(経済連携協定)に基づいて来日している外国人介護福祉士候補者向けのeラーニング「介護の日本語(しけんたいさく)」を開講する。国家試験に向け、日本語と介護を学習できるのが特長。今年1月に開講した看護師候補者向けeラーニングに続くサービスとなる。

 講座では、昨年度に実施された第22回介護福祉士国家試験を英語、インドネシア語、振り仮名付きで学習できる。また、漢字や文型といった日本語のほか、基礎的な介護知識なども学べる。学習中の不明な点などを相談できるメンタリングサービスもあり、英語とインドネシア語にも対応している。

 講座の受講開始は11月で、利用期限は来年3月末。受講料は11月に開始する場合1万5000円、12月以降に開始する場合1万2000円となる。

 AOTSの担当者によると、来年度以降もサービスを継続する方針だという。

 受講希望者はAOTSのホームページから申込書をダウンロードし、Eメール(kaigo@aots.or.jp)かファクス03(3888)8242で申し込む。

( 2010年10月26日 15:57 キャリアブレイン )

防災講座:外国人対象に開く--三田 /兵庫

2010-10-27 09:35:57 | 多文化共生
(以下、毎日新聞【兵庫】から転載)
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防災講座:外国人対象に開く--三田 /兵庫

 外国人に災害時の対処法を学んでもらおうと25日、外国人対象の防災講座が三田市駅前町のまちづくり協働センターであった。同市在住の外国人11人が参加し、災害時の避難法などを学んだ。

 言葉などが壁となり、十分な情報が行き渡らずに災害弱者となるのを防ごうと、同市のボランティアグループが企画した。

 市の防災担当者が、大雨による土石流や浸水など、市内で起きる災害について解説し、それぞれにボランティアがついて通訳した。地震の際に固定していない家具が凶器となって襲いかかる映像に、思わず悲鳴を上げる人も。「洪水で避難する際は、長靴ではなく動きやすい運動靴で」など細部にわたる注意に、参加者らはメモを取りながら熱心に聴き入り、乾パンやアルファ米などの非常食を試食した。消防署員から、AED(自動体外式除細動器)の使い方なども教わった。

 三田市にきて2年半になる中国・瀋陽市出身の宮偉さん(44)=同市武庫が丘=は「故郷は地震もほとんどないので、外に逃げればいいと思っていた。丁寧に説明してくれて役に立った。早速、家具を固定して、運動靴を用意したい」と話していた。【粟飯原浩】

〔阪神版〕

「いじめ気付いていたはず」と父親、学校対応に憤り

2010-10-27 09:33:59 | 多文化共生
痛ましい記事は滅多に掲載しないのだが…

(以下、読売新聞【群馬】から転載)
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「いじめ気付いていたはず」と父親、学校対応に憤り
小6女児自殺

 「卒業まで頑張ろうと話していたのに」――。桐生市の市立小学校6年の上村明子さん(12)が自宅で自殺し、家族がいじめが原因と訴えている問題で、父親で派遣社員の竜二さん(50)は25日、やり場のない心情を吐露した。
上村明子さんの遺影を前に、焼香する父・竜二さん(25日午後6時10分、桐生市笠懸町阿左美の斎場で)

 25日夕方から開かれた明子さんの通夜を前に桐生市内の斎場で、竜二さんは妻(41)とともに報道陣の取材に応じた。明子さんは23日正午頃、自室のカーテンレールにマフラーをかけ、首をつった状態で死亡しているのが見つかっているが、このマフラーは、明子さんが冬に母親にプレゼントするために編んでいたものだった。

 竜二さんは、会見で明子さんが過酷ないじめを受けていた状況を切々と訴えた。「臭い」「近寄るな」「加齢臭がする」との言葉の暴力を受け、時には母親が外国人であることをからかわれたことがあったという。

 6年生になると、給食を皆がグループで食べる中で、1人で食べていた。担任教諭に促され「一緒に食べていい」と同級生に問いかけると、「また今度ね」と断られたという。1度だけ同級生の1人が「いつも1人だから一緒に食べてあげる」と声をかけることがあると、その喜びをうれしそうに母親に話して聞かせたこともあった。

 こうした状況について竜二さんは「学校はいじめや孤立の状況を気付いていたはず。学校が指導するべきだった」と憤っていた。また明子さんは「どんなに時間がかかっても早起きして通うから」と転校を竜二さんに懇願、「願いをかなえようと3月に引っ越しも考えていた。卒業まで我慢するように励ましていたのに……」と母親は涙ぐんだ。

 6年生の複数の男児は取材に対し、「『あっちへ行け』と言われ、しょっちゅういじめられていた」などと証言し、そのうち1人は「先生が注意しているのは見たことがない」とも話した。

 一方、小学校側は校長が桐生市教委とともに記者会見に臨んだが「明子さんが特別にいじめの対象になっているということは把握できなかった」と主張。そのうえで「あらゆる角度から事実確認を行っていきたい」と述べるにとどまった。

 具体的には全児童543人にアンケート形式の調査を行う予定だという。市教委は教育相談員を小学校に派遣し、児童の心のケアにあたるとしている。

 明子さんの通夜は25日、桐生市笠懸町阿左美の斎場で営まれた。学校関係者や両親の同僚、友人など約70人が参列した。

 父の竜二さんは終始涙を浮かべ、妹はハンカチを目に押し当てていた。母親がひつぎにしがみつき、大声を上げて泣く場面もあった。

 参列した妹と同じクラスの女児(10)は、「かわいそう」と言葉少なで、母親(36)は「面倒見がいい子で、うちの子ともよく遊んでくれた。安らかに眠ってほしい」と冥福を祈った。

 学校関係者と共に焼香した校長は「大切な命が絶たれてしまったことを申し訳なく思う」と語り、26日に行われる告別式について、「父親が、同級生にお見送りをしてほしいということで(参加を)計画している」と、同じクラスの児童を連れてくる意向を示した。
(2010年10月26日 読売新聞)

医療通訳サポーター:医療機関で外国人を手助け 岐大で90人が研修 /岐阜

2010-10-27 09:33:32 | 多文化共生
(以下、毎日新聞【岐阜】から転載)
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医療通訳サポーター:医療機関で外国人を手助け 岐大で90人が研修 /岐阜

 医療機関を訪れる外国人を手助けする「医療通訳サポーター」の研修が24日、岐阜市柳戸の岐阜大医学部であり、ブラジル、中国、フィリピン人ら外国人約90人が参加した。06年から毎年度開かれているが、今回初めてサポーターや患者、医師の役に分かれて研修する「ロールプレイ」方式で行われ、外国人らは真剣な表情で研修に取り組んだ。

 県国際交流センターの主催で、今回初めて中国語とタガログ語も対象に加えた。17、24、31日の全3回。24日は数グループに分かれ、岐阜大の学生が医師役を、医療通訳経験者が患者役を演じ、外国人らは医者からの質問を通訳して患者に伝える練習をした。

 県国際交流センターは「外国人が病院へ行く場合は、日本語のできる友達や家族が付き添っているのが現状だ。そのスキルを底上げし、中から医療通訳サポーターとして働ける人が出てきてほしい」と期待する。

 愛知県小牧市から参加したブラジル人のノゲイラ・エリカさん(29)は「将来は医療通訳として働きたい。普段の言葉とは違い、難しいが、単語を教えてもらい、とても役に立った」と話した。【岡大介】