多文化共生なTOYAMA

多文化共生とは永続的なココロの営み

『グローバル経済社会研究所』第1回フォーラム

2010-07-05 09:22:04 | 多文化共生
(以下、ValuePressから転載)
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     ★NPOフォーラム(例会No.163)

    『グローバル経済社会研究所』第1回フォーラム
        
       「日本の大問題が面白いほど解ける」
    グローバル化する経済、社会、今後の日本の財政、諸問題
    についての提言

             
◎ゲスト:嘉悦大学教授(元財務省)高橋 洋一氏
    
◎日時:7月28日(水)6:45pm~9:0pm
            親睦会9:00pm~
◎会場:表参道 東京ウィメンズ・プラザ

◎主催:NPOアクティブミドル国際協会
    http://amia.jp/

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☆★☆『グローバル経済社会研究所』スタート!!
第1回フォーラム

「ユニクロ」は海外展開を加速して、日本人幹部社員の半分を世界
の各店に送り、世界で雇用した社員の半分を日本に呼ぶ。来年の
新入社員の半数は外国人を雇用。幹部会議や文書の英語公用化
を2012年から行う。
「日産自動車」はすでに外国人社員が入る会議は英語で行っている。
「楽天」も社内共通語を英語に、世界27カ国・地域への進出を目指し
海外取扱高比率7割を目標にする。
六本木ヒルズ周辺の英語学校が今、大賑わいだそうです。
日本政府は7月から、「中国人観光客」を受け入れる条件を大幅に
緩め、個人向けビザの発給の対象をこれまでの10倍の1600万
世帯にする。これは日本の全世帯の3分の1近い規模。
日本の観光地や商店は彼らの旺盛な消費欲に期待を募らせる。

バブル崩壊から「失われた20年」、日本は漂流し閉塞感に満ちてい
ます。この苦境を乗り越えるには、グローバルに生きるほか日本の
未来はないでしょう。
すべての経済、社会活動が密接に世界と繋がっています。
特にアジアの隆盛は目覚しく、国際間のビジネスが広がっています。

グローバルな経済、社会を考えるにあたって、経済、社会、政治、
行政のトップランナーにゲストに来ていただき研究会を月1~2回、
開催します。
第1回は07年に特別会計の「埋蔵金」を暴露し、一躍脚光を浴びた
元財務省、現嘉悦大学高橋洋一教授をゲストにお迎えします。
今後は、企業家、大学、官庁、政治家などをゲストにお迎えし、参加者
とともにグローバル経済、社会の展開を考えていきます。
第1回は今、日本が直面している財政、ほか諸問題を高橋氏の視点
で一刀両断し、提言を行う。「日本の大問題が面白いほど解ける」。

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・ゲスト略歴: 高橋 洋一(たかはし よういち)氏
1955年、東京都に生まれる。
東京大学理学部数学科・経済学部経済学科卒業。博士(政策研究)。
1980年、大蔵省入省。理財局資金企画室長、プリンストン大学客員研究員、
内閣府参事(経済財政諮問会議特命室)、総務大臣補佐官などを歴任した
あと、2006年から内閣参事官(総理補佐官補)。2008年退官。
2009年政策工房設立し会長。2010年嘉悦大学教授
著書「財政改革の経済学」「さらば財務省」「この金融政策が日本を救う」
「日本の大問題が面白いほど解ける本」
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●日時:7月28日(金)午後6時45分~午後9時 
    *フォーラム後、午後9時~別会場にて親睦会あり
●会場:表参道 東京ウィメンズ・プラザ
    東京都渋谷区神宮前5-53-67
●会費:一般5,000円(amiaに初めて参加は1000円割引)
(事前申し込み・ご入金が必要です)
    ・当日参加はお断りすることがあります。
●申込:以下をクリック、申し込み欄に記入、お送りください。
    http://form1.fc2.com/form/?id=217920
    NPOアクティブミドル国際協会 事務局
03-3479-1150

中国人ビザ緩和 治安を悪化させぬ対策も

2010-07-05 09:21:34 | 多文化共生
(以下、産経新聞から転載)
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【主張】中国人ビザ緩和 治安を悪化させぬ対策も
2010.7.5 03:16

 日本を訪れる中国人向け個人観光ビザ(査証)の発給要件が7月から大幅に緩和された。「観光立国」を目指す日本として、成長著しい中国人の旅行者を大幅に増やす狙いがあるという。

 だが、発給要件の安易な緩和は不法就労などを増す要因ともなり得る。観光振興は経済波及効果が大きい。政府が力を入れるのは当然だが、査証の制度変更は国民生活の安全にも影響を与えかねない。実際の査証発給にあたってはこれまで以上の慎重な対応が求められる。今後の推移次第では、躊躇(ちゅうちょ)なく見直す判断も必要だ。

 中国人の個人観光客への査証発給は昨年7月に始まったが、不法滞在などへの懸念から、対象は年収25万元(約340万円)以上の富裕層に限定してきた。

 新制度は、これを一気に中間層にまで広げ、官公庁や大企業の幹部で、年収6万元(約80万円)以上かクレジットカードのゴールドカードを持っていれば査証を発給する。1人が条件を満たせばその家族も発給を受けられる。

 外務省によると、旧制度による個人の観光査証発給は今年5月末までの10カ月で約2万件だった。制度変更により、対象となる中国人の世帯は従来の約10倍にあたる1600万世帯に増える。

 訪日旅行客数3千万人を目指す観光庁も、中国を最大のターゲットにしている。団体客を含め昨年の101万人から3年後は390万人、6年後には600万人とする目標を掲げている。

 中国人富裕層の旺盛な購買力も要件緩和の大きな理由だ。日本政府観光局の調査によると、中国人旅行客が日本国内で落とすお金は1人平均約11万6000円(平成19年)で国別のトップクラスだという。首都圏のデパートでも、来店する外国人観光客の8割は中国本土からで、利幅の大きい高額品などを購入している。

 とはいえ、添乗員もつかない個人旅行の拡大は、不法滞在をもくろむ者には願ってもない合法的入国手段になり得る。査証申請にからんで、中国側の文書偽造がしばしば発覚する現実もある。

 法務省によれば、一昨年、不法滞在などで日本から強制退去処分を受けた外国人約4万人のうち、3割近くが中国人で6年連続の1位だった。本紙6月25日付のeアンケートでは、9割以上が治安の悪化を心配している。こうしたことを忘れてはなるまい。

異文化への熱い好奇心 神戸で「美術のなかの交易」展

2010-07-05 09:21:02 | 多文化共生
(以下、神戸新聞から転載)
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異文化への熱い好奇心 神戸で「美術のなかの交易」展 
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狩野内膳筆の屏風(複製)の前に展示された紙人形と、笑顔を見せる野口敬子さん=神戸市中央区京町、市立博物館(撮影・吉田敦史)

 桃山・江戸時代の貿易を、絵図や工芸を通して紹介する企画展「美術のなかの交易‐南蛮屏風から長崎唐館交易図巻まで‐」が神戸市立博物館(同市中央区)で開かれている。同館所蔵の南蛮美術品など約40点を出展。そこには海を渡ってきた品物や風俗が事細やかに描かれ、異文化と出合った日本人の関心を映し出す。(神谷千晶)

 「南蛮屏風(びょうぶ)」とは16世紀半ばから17世紀初頭、スペインやポルトガルとの交易を描いたもの。

 中でも豊臣秀吉のお抱え絵師、狩野内膳(かのうないぜん)による作は華麗な色彩と緻密(ちみつ)な描写で知られ、重要文化財に指定されている。南蛮船が異国を出帆する様子を描いた左隻、日本の港に到着した船と司令官らの行列を表した右隻の六曲一双。人物や馬のポーズには、日本美術の慣例的な描法がみられる。だが人を乗せた象などは非常に写実的に描かれ、腹部から脚にかけての陰影表現には、西洋美術の影響も感じられる。

 南蛮屏風には、宣教師やロザリオ、南蛮寺などが多く登場。しかし江戸時代前期の「南蛮人交易図屏風」になると、キリスト教関係のモチーフは姿を消し、禁教令発布後の社会情勢がうかがえる。また戸口から好奇のまなざしを向けていた日本人は、南蛮人や中国人と一緒に商売をしたり、踊ったりする姿に代わる。外国人の存在が日常化してきた雰囲気を伝える。

 異国を題材とした作品はさまざまな目的で制作された。商家は商売繁盛を願って南蛮屏風を描かせ、長崎の画家・城義隣(じょうぎりん)は土産物とするため異国の風俗を大量に描写。一方、唐人屋敷の様子を記録した渡辺秀詮筆「長崎唐館交易図巻」は、長崎奉行への報告のため、精密に描かれている。

 それにしても、異国文化への熱い視線には息をのむ。「長崎唐蘭館図巻」には鶏やカモをつかんで歩く人や調理の様子までが描かれ、当時の食生活が垣間見える。東西の技術が融合した作品も生まれ、銅版画を蒔絵(まきえ)で再現した「蒔絵カディス海戦図プラーク」、輸出向けに貝殻で表面をびっしり覆った「貝貼り小櫃」などは、当時ならではの逸品だ。

 近世日本と異国の接点を見つめた絵師たちは、その驚きを筆に託した。それは海外交易の歴史から当時の雰囲気までを生き生きと物語る、時代の証人となっている。

 8月1日まで。月曜休館(7月19日は開館、翌20日は休館)。同館TEL078・391・0035

 もう一つの見どころは、南蛮屏風の登場人物をかたどった約60点の人形だ。芦屋市の紙人形作家、野口敬子さん(76)ら女性8人のグループが制作した「駒子の紙人形」。体長15~17センチ。細部まで作り込まれ、今にも動き出しそうだ。

 野口さんの師匠の故・石垣駒子さんが創始者で、針金の軸に綿を巻き、和紙を重ねて作る。

 野口さんは2005年に同館で南蛮屏風を鑑賞し、「衣装も多彩だし、表情もポーズも生き生きとしている」と驚き、主宰する教室のメンバーと一緒に人形を制作した。同館の出展依頼を受け、会期中、展示している。

(2010/07/04 14:47)