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考える力身に付けて/明石元国連事務次長が講演

2009-12-10 11:32:24 | 多文化共生
(以下、四国新聞から転載)
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考える力身に付けて/明石元国連事務次長が講演

2009/12/10 09:48
大学の国際化について話す明石さん=香川県高松市幸町、香川大

 元国連事務次長の明石康さんの講演会がこのほど、香川県高松市幸町の香川大であり、「世界は国際紛争など『応用問題』で満ちている。大学では知識よりも考える能力を身に付けてほしい」と訴えた。

 講演会は、同大の創立60周年記念事業の一環として、「大学の国際化」をテーマに開催。各キャンパスにも中継し、学生や教職員ら約300人が傍聴した。

 席上、明石さんは大学客員教授の経験から「留学生が入ると議論が活発化する。でも日本の大学ではまだ少なく、国際化が遅れている」と指摘。留学生や外国人教員、外国語での講議の重要性を強調した。

 さらに、国連時代のエピソードも交えながら「グローバル化時代では一定の語学力と、 マニュアルのない問題を柔軟に考える応用力が必要」と説明。学生らに「国内にとどまらず、世界のさまざまな難問に挑んでほしい」とエールを送った。