たろの日記ページ,gooブログ版

http://taro-r.sakura.ne.jp の分家です。一部内容が重複してます。

国際メディア戦略

2006-01-11 16:34:18 | 時事
もう数日前ですが,正月明けにTVを観ていたら北朝鮮の拉致の実行犯が新たに流れたりとかあいも変わらず拉致のニュースは続くなぁ…と。
ここ数年…ずいぶんいろんなところの「常識」が変わったと思ってるのですが,北朝鮮に対するイメージはずいぶん悪い方向へ変わってると言えるでしょう。いや,元々独裁政権だとか全体主義だとかという意味で「怪しい国」というイメージは以前からあったと思いますが,小泉首相が金正日と会談して拉致が明らかになってから今まで拉致のはなしがこれだけ風化しないで続いているのはある意味すごいなぁ…と思います。
もちろん,それは重要なことだし,風化させるべき話題じゃないとは思うのですが,他のニュースを考えると,例えばビンラディンの話とか,新潟や福岡の地震のはなしとか,いろんな話が少しずつ風化してるのに比べると実にいろんなタイミングで新しい話題提供がされいつまでも新鮮な話題となっているのは,家族会が意図的に情報を小出しにしてるからではないか?…という気がします。
もちろん,それは非難される話ではないのですが,ちょっと前に読んだ「戦争広告代理店」という本の内容とかを考えると,メディアの関心を維持したり,北朝鮮のイメージを悪い方へ維持する…っていうのは結構人為的な話ではないか?…という気はします。
もちろん…,それが意図的であろうが過剰であろうが,拉致問題は事実であり,そして日本が北朝鮮を断罪することにはそれなりに価値もあるわけでその事を批判するつもりはありません。ただちょっとだけ気になるとすると,他の国がこの問題をどう扱っており,北朝鮮という国のイメージを他の国の人がどう思っているか?…ということです。日本の国内だけで過剰に北朝鮮への敵意が高まった場合,日本が国際世論と乖離した形で独自の行動を起こす必要に迫られた場合,逆に日本が孤立する可能性もあります。
北朝鮮に限らず特定アジアと日本ってある意味メディア戦争をしてるように感じるんですが…,果たして他の国からはどう見えるんだろう?。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする