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著作権料の取り方

2007-02-06 22:22:58 | 音楽・アート
昨日の話を書いたあとにちょっと考えました。
著作権の話はいろんな立場で関わる人がいて,昨日書いたようなケースの場合,関わる人というのは,著作者(作曲家),著作権管理者(JASRAC),店舗(レストラン),演奏者,リスナー(客)がいるわけです。あとレコード会社とかもいるんでしょうけど,ちょっとリスナーの感覚で書きます。

昨日取り上げた裁判の争点で,「ライブの演奏は店は関与してない」というのがあったり,「楽器が著作権管理曲を人は限らない」というのもあって,要は線引きが難しいので取れないでしょ?…っていう感じが店舗側にはしました。で,それが崩されたので,昨日取り上げたような判決になってるわけです。
厳密な線引きが難しくてもピックアップによるだいたいの割合は計算できるわけです。だいたいネットで監視できるってことは厳密に計算も出来ないわけでもありません。
ちょっとウヤムヤだから払わずに済む…って言うような逃げを感じたのですが,一方で音楽ファンとしては「ちゃんとミュージシャンのところにお金が行くのであれば,払ってもいいのでは?」という思いもあります。JASCRAC批判をする人の中には,その使用料がきちんと作曲家へ行っているのか?という疑いもあります。何十万枚も売れてる曲ならともかく,マイナーな曲が数回店でかけたり演奏した使用料がちゃんと作曲家に行ってるのか?とか海外のミュージシャンにお金がちゃんと行っているのか実感できないと。ラジオとかも抽出で算出してるわけで,めったにかからない曲は無かったことになってる可能性もあります。だったら支払った使用料はJASRACやレコード会社の収入や,大作曲家への配当(?)にはなっていても,その他のミュージシャンの収入になっているのかと。
ですから,じゃぁ店舗とかラジオとかでかけた曲を一曲も漏らさずリストアップして,きちんと支払ってます…っていう風にしたら,リスナーは店舗よりもJASRACの方の味方をするのではないでしょうか?。もちろん途中で中間管理料を取るはずですが,それも鏡張りにして公開してと…。
昔はそんなことは技術的に不可能だった…っていうでしょうが,今はやろうと思えばやれます。もちろんライブに関してはミュージシャンの協力が必要ですが,それで自分にもすこしはお金が戻ってくる場合もあるわけですし,好きな曲の作曲家にお金が行く実感もあるわけですし。
もちろんそんなことをやってもJASRACの手間が増えるだけで,収入は増えません。だれの曲でもJASRACに入る値段は一緒ですから:-p。そんなことをするより店舗を訴える手間をかけた方がJASRACは儲かる。でもリスナーや店舗は同じ著作権使用料を払うのであれば,そういう手間をかけて逆にきちんとJASRACに払ったお金の流れをチェックできた方が納得できる気がします。

もちろん,JASRACとミュージシャンの契約がそうなってないと思うので,そこから問題にしないといけないとは思いますが…。
まぁ物凄い手間がかかるので難しいとは思いますが。
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