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身を削って得る…ってこと

2013-04-04 22:19:48 | 育児・教育
甲子園で我母校を破った済美はその後を勝ち進み決勝戦に達しました。エースの安楽君は初戦で延長戦になったもののその後も投げ続けてました。凄い投手だなぁ,というのがまずは感想でした。

ですが,乙武さんが連投を喜べない,故障のことを考えるべきだというような話をはじめたのを読んで,確かに高校野球の連投で肩を壊しプロへの道を断念する人もいて,やはりやりすぎなのかも…と一瞬思いました。ところがこのツィート更に読み進んでいくと,「高校で野球辞めるやつも山ほどいるし燃え尽きたいねん」というツィートをする人がいて,はっ…としました。

高校野球の人口は壮絶なくらい多いと思います。もちろん各高校で取り組み具合いは異りますが,甲子園に出たり地区大会でトップの高校の野球部の部員はかなり練習に時間を割いているのではないでしょうか?。中には学校の勉強より優先して野球の練習をしている学生も多いはずです。そしてそういう中から甲子園に出場,40校以上いるわけですから,それだけ600人以上部員がいます。でもこの中で野球で食べていける人ってどれくらいでしょう?…。

実は今回母黌の後輩たちを見ていて,彼らは将来は野球と全く違う道に進むのだろうなぁ…とか考えてました。今回同級生とも再会しましたが,わたしの同級生の野球部部員もサラリーマンになっている人が多いように思います。変わり種で外国で会社経営をやっていたり,政治家になっている人もいます。様々です。野球やスポーツを続けている人もいるでしょうがアマチュアレベルだったり子供の指導だったりします,たぶん(全員しってるわけじゃないので)。今回甲子園に出た後輩たちも,進学して野球を続ける人はいるでしょうが,プロになる人はいるんだろうか?…とか思いました。

そう,大半の高校球児はいつかは野球を辞めます。日本の職業野球の就職事情は,甲子園に出た選手を,ほんの一握りしか受け入れることは出来ません。

そうであれば,そのピークを甲子園に持ってきて,その後は満足な野球ができないからだになっても良い…という考えがあっても仕方無い気もしてきたのです。肩を壊したからっていっても,障碍者になるわけではありません。通常の生活や通常の仕事であれば問題にならない場合も多いと思います。アマチュアレベルであれば野球も続けられるかも知れません。ある意味,高校を出た後に完璧な体を維持していても持て余す可能性もあります。

…もっとも今回の安楽君を見てると,彼はプロでもやっていける可能性があるので,彼が肩を壊すのはもったいない…という気もします。でも,それって彼のため…というより,良いプロ野球選手をみたい…というファン意識も入ってる気がします。

まぁぶっちゃていうと,選手の数が15人だとか延長が15回だとかいうのもルールなのですから,投球数に制限を設けるルールをつくっても良いように思います。確かに有利な高校とか出てくるとは思いますが,現在のルールでも有利なところと不利なところがあるのですから。

あと,もし安楽君が自分はプロの投手になりたい…というのであれば,きちんと体調管理をするとか,監督やチームメイトとぶつかっても,それを守るという意識は必要かな…とは思います。そうじゃないと今は良くてもプロになって体を壊します。

最後に。スポーツで体を壊すのは良くない…という考えが基にあるのかも知れませんが,人は何をやっても体を壊すリスクがあります。わたしは40近くでガンになったときに,普通にオフィースワークをしていても,体を削って働いていたのだな…と思いました。人は働いてお金を得たり,欲しいものを得るために,体を削るのは案外当たり前のことなのかも知れません。

だからといって過労死や自殺を肯定してるわけでもなく,その程度や状態をきちんと管理して自分で納得するなりコントロールするなりした方が良いということが言いたいことです。
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