たろの日記ページ,gooブログ版

http://taro-r.sakura.ne.jp の分家です。一部内容が重複してます。

国民病としてのガン

2007-05-19 20:55:05 | 医療・福祉
筑紫哲也氏が初期の肺癌で,治療に専念するため休養をするそうです.結構話題になっていて,筑紫哲也氏はファンが多いのだなぁ…と思いました.まぁでもわたしは一親等とか二親等とか近しいところでガンと接点があるため,いくら有名人でも,「そうですか,良くなるといいですね」…とちょっと乾き目のコメントになってしまいます.
一方筑紫氏のニュースとは直接関係ないのでしょうけど国のがん対策の話が話題に出ていてなぜか今朝か昨日のTVでもこんな話をしてました.

まぁがんの死亡率が上がってるのは確かに寿命が延びてるというか,他の病気で死ななくなってるからっていう意見も,ごもっともと思うのですが,まぁでも個人的に気になるのは,がんの若年齢化とか進んでいるのだろうか?…ということ.確かに年寄りががんで無くなるのは,寿命が延びてるから…っていうのはあるのだろうけど,20代30代の人ががんになるケースは,結構健康な人がなる場合も多く「医療が未発達だったら他の病気で死んでいただろう」という感じでもないのかな?…とおもうのですが,どうでしょう?.

最初にリンクした筑紫氏のコメントに自分はかからないと思っていた…っていうのを読んで,そうだよな…と思いました.わたしががんのイヤだなぁ…って思うところは,発病との因果関係が明確でないため,実態が統計でしか語られないことです.発病率や死亡率や○年生存率という風に語られる.確率だから「自分は違うだろう」とか「あれだけ酒とかタバコをやっていても90才まで生きた人がいる」とか言う話になってしまう.逆に健康に暮していてもかかる人もいる.がんにかからなくする方法もわからないので,実は気をつけ様がないこと.
人間は不都合な確率は無視します.道路を歩いていて交通事故で死ぬ確率も飛行機が落ちる確率も「自分とは関係ない」と考えます.だからがんもかかってない人には関係なく,真剣に考えるのは難しいでしょう.

ついでに書くとかかるのが確率なら治るのも確率.だから論理的には考えにくい病気です.確率を上げようが下げようが,かかった時点で100%になるのですから.
どうしたら,かからないようにできるかわからないことに対しては思考停止してしまう.だから他人事になってしまう.国民病といってもなかなか当事者にはならないのだろうなぁ,とは思います.
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 赤ちゃんポスト | トップ | 化石燃料は封じ込められた魔物? »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

医療・福祉」カテゴリの最新記事