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たろの日記ページ,gooブログ版

http://taro-r.sakura.ne.jp の分家です。一部内容が重複してます。

誰が受け止めるのか?

2006-05-13 08:04:53 | 社会
ひきこもり自立支援NPOで拘束がされていたという話。

あまり詳細を調べてないので,適当な書きっぷりになってしまいますが,この施設自体はひどいな…と思います。でも一方で社会的に不適合な人を集めて何とかする…っていう施設の需要は高まってるんでしょうね。そういう施設は外から見えにくいので,悪意を持ってやれば,金儲けや虐待とか出来てしまう…と言うことでしょう。この手の施設は例えば戸塚ヨットスクールが社長が逮捕されてもなおかつ支援者がいるように,その施設のやり方…の是非を問うのはとても難しいのだと思います。
「引き籠もり」を「社会不適合」と書くと書きすぎな気もしますが,ニートや,対人恐怖症…ひどくなると精神障害とか…,いろんなレベルはあるものの,家族からすれば自分達だけではどう対処していいかわからない…という家族を持つ人達がいるって事でしょう。
かっては精神病院も患者を監禁して治療していた事もあるように,それが治療や更生と言われてしまうと,どうも何が適度なやり方かどうか良くわからない…というのはあります。
というわけで,外部からの監視は必要としても,なかなか難しいな…と思うわけです。
という話を書いてますが,こういう更生施設がある…っていうのを知って思うのは,例えばムラ社会では,こういう,うまく社会に適応できない人達は,その共同体自体が引き取って面倒を見てたりしたのではないか?…ということです。もちろん,共同体というのはある意味無法地帯なので,面倒を見たと言ってもどこかに閉じ込めたり,もしくはリンチとかを受けたりというひどい状態であったこともあり得ます。一方でみんなでそういう人を食べさせた…っていう可能性もあります。
ただそういうムラ社会の場合はよくも悪くも,そういう人や家族が所属する団体と面倒を見てる団体が同じなわけで,虐待するにしても面倒を見るにしても,共犯というか,知っていて行う…ってことで,知らなかった…ってことはないように思います。
現在は自分達が住んでいるところに既に共同体ってものが存在しない…ってことで,個人や家族がいきなり社会に曝されているわけで,家族で対応できないものは,完全な外部に投げてしまわなければならない…と。そういうのってどうなのだろう?…と思いました。
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娼婦とロマン

2006-04-18 16:19:12 | 社会
ヨコハマメリーという映画を観に行きました。映画のレビューをするのは辞めておきます。横浜とか,メリーさんとかを知ってる人以外にはちょっとピンと来ないのでは?…という感じもしましたし,そういうわたしが感想を書くのは,どうも間違った内容を書く気がするので…。
ただ,観ていて幾つか思ったことはあります。戦後の横浜の様子がわかって,当時はかなり渾沌としていた。もちろん日本中渾沌としていたのでしょうけど。

ヨコハマメリーの主人公(?)であるメリーさんは娼婦です。ここ最近,さすがにTVドラマは殆んど見掛けませんが,映画やマンガで花魁とかを題材にした作品が増えている気がします。そういえば,マンガの世界だったら,ヘルスとかもあったような…。まぁ男性向けの雑誌とかだったら,単なるエロ話で済むのでしょうけど,どうもそうでも無い気がします。娼婦を賛美はしないまでも,否定もしない,そしてそこにロマンを求める様な風潮が,強まっているんでしょうか?。
個人的には,それがいいことなのか悪いことなのか良くわかりません。売春を頭ごなしに否定するつもりもありません。元々すべての社会で存在していた職業ですし,今大抵の国において違法行為となりながら,しかしなおかつ実際は存在している事から,違法とすることは実際は不可能なのではないか?…と。であれば合法とし,コントロールした方がいいのではないか?…と思う一方で,だれもが簡単にやってみる…という風になるのも問題を感じます。なので,自然に娼婦に対してロマンを求めるような風潮が強まること,しかし現実で売春を行っているのは,ほとんどがお金に困った人達か出稼ぎ外国人…である乖離にますます戸惑ったりもします。

というわけで,良くわかりません。今の日本は結婚における恋愛至上主義も薄れてきて,生活のため(といっても食べるためじゃなくて,仕事や生活レベルという意味)に結婚相手を考えて選ぶ…という傾向が強まってきていて,ある意味,経済のために結婚相手を選ぶ…となると,不特定多数を相手にする売春はともかくオンリーさんやお妾さんを否定する要素は弱まっている気もしますし。
もしかしたら,それゆえに売春を肯定し,更にロマンを求める事により,計算で結婚することに対する後ろめたさ(そんなものがあればですが…)を弱めようとしてるのかも知れません。まぁ思うに老婆になりながら娼婦をやってるというのは,歳をとるに従い女性としての魅力が落ちていく…ということに恐怖を感じているのであれば,ある意味夢を与えているよなぁ…とも少し感じました。
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未来予想

2006-04-14 13:25:14 | 社会
ずいぶん前になりますが,国が増税がない場合の未来予想というのを発表していて,あまりの暗さに増税を正当化するために恐怖心を扇ってるのか?とか思いました。というか大学学費年間200万以上って,普通の家庭の人が大学に行くなって事ですか?…って感じなんですが…。
まぁそれは置いておいても,最近仕事で5年後10年後に必要な技術について考えてみて,きちんと自分の中で未来予想をしておくのは良いかも知れないと思っております。去年だったか?…,某メーカで取締役をやっている人の講演で,未来予想は5年でもなかなかあたらないものだ…という話があって,その人は時々人と集まって未来予想をしてるそうです。わたしのこのページももう2年ほどで10年になりますが,10年前に未来予想をしておけば良かったな…と思ったりも。後からどうだった…というと後だしで良くない気もするし。
というわけで,今はまだちゃんと考えてませんが,近いうちに未来予想でも書いておくか…と。10年後はあたらないだろうから5年後かなぁ。まぁ両方かけたら良いとは思いますが…。

とか思っていたら丁度おもしろい20年後の予想が。結構極端というか,まぁ突っ込みどころはあるとは思いますが,良くできてます。コミュニケーションとか音声言語処理の研究現場にいる身からすると,そこまでいくかな?…という気もしますが,翻訳が難しいとか,抑揚が効いているところから,この方もそちら系の人なんでしょうか?。
とはいえ,まぁこの方に限らずネットでは他にも良くある考えのような気がしますが,ネットが世の中に与える影響をかなり大きく見積もってますが,確かにネットでいろんなありようが変わるとは思いますが,世の中はいろんな要素が混じってると思います。実はわたしはこういう高度ネット社会…とかになる前に,大きな戦争か紛争が起きて,グローバル化は頓挫するんではないか?…という気もしてて,どうかな…と。まぁグローバル化が進んで,格差が広まって…っていうのは確かに今のベクトルからは想像できますが,リンクの先のはその先の詳細まで描いているところはすばらしいと思います。
戦争と書いたのですが,それ以前に地上に溢れた人間を地球が支えられなくなってる…という兆しも見えるので,やっぱり今の発展のベクトルがずっと続くかというと,わたしは疑問。むしろどこでどういう風に頓挫するのか?…ことに興味があったりします。…って暗いなぁこの考え(^^;)…。

…というわけで,わたしの未来予想はまとまってないので,ここではこれ以上語りませんが,やっぱり考えてみた方が良いんだろうなぁ…と思っております。
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格差と核家族

2006-03-24 16:43:46 | 社会
先週末にいくつかの報道系バラエティを観ていて,格差社会が話題になってました。
ウェークアップ+では,福島みずほ,松原聡,舛添要一,江川紹子,勝谷誠彦,金美齢,橘木俊詔という面子で討論をやっていて,面子の妙でしょうが,「格差が悪いわけではない」って話が進むところがおもしろかったです。福島女史だけが「悪い」って言っていて,むしろ薄っぺらに感じるくらい(笑)。松原氏が「格差が悪いっていうといい人で簡単ですよ」って言ってるのが,もう社民党とかの「綺麗事ばかり言ってるけど実現性が無い」っていうスタイルをあぶりだしてるようで(笑)。「格差」の対極で「悪平等」を出していて,どっちがいいですか?…っていうのはレトリックな気がするけど…。
そういうのに比べるとサンデープロジェクトは政治家同士の討論で,むしろ野党が元気だったのですが,前の日に上の番組を見ていたせいもあって,「政治家の方が薄っぺらで,非現実なのはどうしたものかなぁ…」って感じで冷めてしまいました。

というわけで,格差社会も単純な話じゃなくて…単にいい悪いというより,いろんなケースを見てどう対処していくのか?…というステージに入らないと,単なるガス抜きになるでしょう。
そういう意味でいうと,最近はまた新卒の求人が増えてきてる様ですが,不景気の頃に就職難で正社員になれなかった人が,現在大量にいるわけです。先日学生とかと話していても,学生って生まれた年で,こんなに運命が変わるかなぁ…とか思ってしまいましたが,そういう煽りを受けた人達のことを考えていたら香山リカさんが貧乏くじ世代という言葉を使ってるようで,なるほどなぁーと。
バブルが崩壊して雇用の流動化が始まったときに,これからはアメリカみたいに転職してキャリアを磨く社会がくる…みたいなことを(リストラの正当化として)言われた気がしますが,結局10年経ってみたら,確かにIT企業とかはそういう部分がありましたが,まだまだ中途採用を取る大企業は少なく,やっぱり正社員になれなかった人は苦労してるわけです。どうするんでしょうね。この辺の人達の救済策は…。
もっとも,不況が収まったら,その歪みを背負った人達の事を考えるっていう文化は,もっと荒れてる国を考えるとまだまだ健全というか,そもそも格差が問題になる…ってこと自体が日本という国のやさしさを感じないでもありませんが…。
核家族じゃなくて,何世代もからなる大家族だと,ある年代の人が不利益を被っても,家族全体ではそれを吸収できるわけで,やっぱりここでも核家族の弊害…っていうのが顕在化してる気がします。少子化とかDVとか年金とかそういう問題ってすべて核家族だから顕著になってる気がします。日本人のメンタリティがそもそも核家族に向いてないって感じも。
いまから急に大家族制に向かう…っていうのも無理があるとは思いますけど,要は相互扶助は家族で行っていた文化なのでそれを社会に求めるっていう意識やシステムが妙に下手なんでしょう。慈善団体を育てるような宗教もあまり目立たないし…。その辺を意識していかないと,結局はその場しのぎにすらならない政策ばっかりになる気がします。

大丈夫ですかね?。
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民族性と日本人

2006-02-24 17:19:17 | 社会
中国新聞の「日本は東洋にある不思議な国です」という文章….正直,何なんですか?…という印象.何がいいたいのだろう?.単民族国家は先進国になじまない…といいたいのでしょうか?.もっともここに書かれているように実際の日本人にはいくつかの人種のDNAが混ざっているといわれてます.単民族性だけでいうと韓国とかの方が強いんじゃないですか?.あっ,先進国じゃないから関係ないっていう考えですか?:-p….

意味不明な文章はさておいて,上に書いたように日本人には明らかにいくつかの人種が混ざってますが,ほとんどの人はみんな自分は日本人だ…と思ってます.実は人種とかじゃなくてそう思ってることが重要です.もっとも沖縄の人とか北海道の一部の人は自分達は日本人(この場合ヤマト民族だろうけど)じゃないという自覚を強く持っているかも知れません.また民族的には日本人ですが,過去の歴史で不等に扱われたことで,自分達は普通の日本人じゃない…と思っている人達もいるかも知れません(デリケートな話なので,ここでは掘り下げません).しかしそれらの人を除くと殆んどの人は自分達は先祖代々日本人だと思っているでしょう.
でも,沖縄や北海道を除いても,地方により顔付きの傾向は若干の違いがあってDNAの違いを感じさせますし,民族を人種じゃなくて言葉で規定するなら,方言の違いは日本中にあります.歴史的に見ても,大陸からヤマト民族がやってきて,蝦夷と呼ばれた人達を追い遣ったり,その後のまつらわぬ民という意味で土蜘蛛や隼人や…,まぁ結構いたわけです.ですが,絶滅した人達もいるでしょうが,次第にヤマト民族に同化した人達もいて,最終的に見掛け…単民族としてできあがったのでしょう.
海外で地域紛争が起きたり,独立紛争が起きたり…とかいうのを見ていると,民族の単位とは何なのだろう?…と思います.人種的には一緒でも宗教が違っていてあらそう場合もあるし,言語が違う場合もある.また民族とは違うのですが,社会階層間の争いもある.ところが日本では社会階層というグループは表だって意識されてないし,言語や宗教の違いというかそういうグループが明には見えません.いや,それどころかほとんどの日本人は自分達がどういう宗教を信仰しているのか?…というのを意識してないと思います.
こういう状況…というか諸外国で例えば宗教の違いによる紛争等があることを見てると,むしろどういう人を日本人というのか?…ということが疑問視されます.日本は日本という土地に住んでいた人達をみんな日本人…としてしまったわけで,別に日本人が集まって作った国ではないでしょう.そういう意味でいうと最初にリンクしたページの文章は,前提が違ってる気がします.

以下,余談ですが,わたしは日本人が分裂するって事はあり得るんだろうか?…という疑問があるのですが,具体的にどうなったらそうなるかわかりません.それともう一つ,宗教によってまとまってるわけではない日本人ですが,もし天皇という存在が無くなったときに,日本人というまとまりが揺らぐのか?…それもどうなんだろう?…と思ってます.そういうのがあるから,女系容認論には慎重だったりするのですが…,それはまた別の話….
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資本主義は自国を滅ぼす?

2006-02-20 17:15:04 | 社会
田中宇氏のページに「アメリカを空洞化させた国際資本」って文章が載ってました。田中氏は本人も時々言ってますが,まぁたぶんに妄想的な部分があるのですが,この文章はなるほど…と思いました。なぜアメリカの国内産業が没落していくのに,アメリカの政府…というかこの場合資本家なんですが,それを止めようとしなかったか…ということ。
なるほど,投資家にとっては,発展できるところに投資をするので,それが自国である必要はない,むしろ成長率という点で観たら成熟したところよりも発展途上国の方が効率がいいので,成長した自国を見捨てて海外に投資をして,自国にはその市場としての役割をおわせたと…。
そう思うと怖いなぁ…と。資本主義とグローバリゼーションっていうのは,金さえ儲れば自国はどうなっても良い…っていうことに帰着するのか….
そうやってみると,今の日本人は,まだまだ国産品を買っていると思いますが,安売りの家電品や衣服は結構輸入品だったりするので,日本もうっかりしたらそうなってる可能性がある。
それにしても,アメリカのやり方はやっぱりいろいろ限界が来てるようにも思う。共産主義が資本主義に破れ冷戦が終了したが,果たして本当に資本主義が長期的に維持できるシステムか,わからないといえばわからないのだな…と思います。
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近代化と豊かさ

2006-02-12 08:44:10 | 社会
格差とかの話じゃなくて…。

皇室の話で国のために子供を産むことを要求される…っていうのがなんとも前時代的だ…と感じるっていう感覚はいったい…と思っていて,ちょっと考えた。
今少なくとも日本で常識になりつつあるのは,「個人は自由である」ということで,それゆえに職業選択も自由だし,結婚するしないも自由だし,子供をもつのも自由です。また男女もなるべく自由であるべき…っていうことで一夫一婦制だと…。その結果自己責任が生じるにしても,そういう自由の在り方が…そしてその他発言の自由だったり,就業や居住の自由が保証されていたりするのが近代的・現代的だという常識になってます。
一方,住むところを自分で選択できなかったり,職業を選択出来ないというのや(日本でも家庭の事情ではそういうのはある),また一夫多妻だったり,結婚したら子供を作らないと避難されると言うような社会は前時代的で古くて良くないという考えかたになってます。ですから,日本以外の諸外国でも近代化が進むにつれて,そういう風になろうという国はたくさんあると。
まぁ子供の件はともかく,一夫多妻に限ってはイスラム圏ではいまだに行われているわけで,それに対して,日本や西洋の人はイスラム圏は前時代的だ…と思ってるかどうか?…。
そこでふと思ったのは,もし今我々がもってる個人の自由が保証されているが,生活は食べるのも大変…という社会と,個人の権利は制限されているが,生活が豊かで文明も進んでいるという二つの文化が接触した場合,どちらが優れた思想と判断されるのでしょう?…ということ。
つまり我々が西洋式の社会がいいと思ってるのは,西洋式の社会が「思想的に」優れているから…と思ってるけど,実際は単に経済的・科学的に進んでいるだけじゃないのか?,ということです。これは以前「もしイギリスで産業革命が起きなかったら,世の中は全然変わっていただろう」という考えとつながるのですが…。
この考えは今問題になってる皇室典範の改正で,1000年以上の皇室の在り方にメスを入れるような改正案が出されたときに,現在の常識に合うからといって,1000年以上の伝統を壊していいのか?…という疑問だったりします。もしかして,あと100年たったら,「個人の権利なんか認めるとみんな食べられなくなる」というのが常識なる時代が来るのかもしれません。というか少なくとも某隣国の近代化により,地球が喰い尽くされそうな現状…,それもあながち嘘じゃない…って気がしてたりもします。
この辺は自分の今の常識だけで物事を考えていく危うさということで,長い歴史を踏まえ,古い風習を否定するだけじゃなくて,考えないといけないのではないでしょうか?。その時は一番いいと言われていた考えが数十年後には非常識になることはこれまで数えきれないくらい起きてるのですから…。
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今の値段と将来の考え方

2006-01-23 17:51:32 | 社会
ネットで見つけた話題…。
リサイクルは資源の無駄使いだ」というお話…。
うーむ…。リサイクルが単に捨てる…というのよりかってエネルギーを使ってる…っていうのは,仮にあってるとしたら,まぁ一理ある話。ただし賛同はできません。というのは要は「経済合理性」って事でしょうが,この場合どういうスパンでの合理性かが良くわからない。今かえってエネルギーを使っていても,10年後に技術革新が進み,リサイクルの方が遥かに石油の消費が少ない…って事になるかもしれない。「その時に始めればいいじゃないか」という話になるかも知れませんが,こういうのって社会の風潮が大事ですからね。実際にゴミを出すのは市民ですから,市民に「リサイクルは大事」と言うことを刷り込んでいかないとだめなので…。
もちろん今やってるリサイクルには企業がお金を儲る…という仕掛けがあるとは思ってます。ハイブリッド車に買い換えるのと,古い車を長く乗るのとどっちが二酸化炭素を出さないかは謎で,それを地球にやさしいとあおるのは自動車メーカの儲けのためだし(自動車業界以外にもこんなのはたくさんあります),リサイクル業というのも商売になってるし。
でもやっぱりそういう短期的な話じゃないのだと思います。本当に車が壊れて買い換えるときにハイブリッド車という選択が無かったら変えないわけで,そのためにそういうマーケットは必要でしょう。
あんまり短期的なお値段で考えないで欲しいなぁ…と思います。確かに勘違いしてる部分もたくさんあるって事は良くわかります。実際に会社とかにいるとお上(政府)が決めた二酸化炭素削減目標をかってに押し付けられてヒーヒー言いながら何とかもがいていたりしますので,見掛け上削減されてるけど実際は削減されてないケースもあったりするわけですが,だからといって,そもそも論で水を差すのもどうかと…。やっぱり風潮はつくっていかないとだめだと思いますよ。
日本って公害や省資源先進国だし,それってやっぱりものを大切にするのと国土が狭いので汚さないように工夫するという風潮があってこそのものだと思うので,やっぱりその方向は維持していくべきだと思います。
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メイドカフェは祇園の精神につながるか?

2006-01-13 13:17:26 | 社会
下らない話題:-)。

先の週末,上野に買い物に行ったついでに(関係ありませんが,どうして
上野の入谷の方ってあんなに廃れてるんでしょう?),秋葉に
寄ってちょっと買い物。LPのクリーナーの液を買う。LPの
メンテナンス製品がまだあって感激。でもオーディオ専門店が
一つ見当たらなくなっていた気がするのは気のせい?…。ついでに
PDAコーナーが石丸電気から無くなってましたorz…。

で,例によって歩いているとメイドがビラ配ってます。なんか名物になってるのか,周りに人がたくさんいました。
夜自宅でTVを見てると,やっぱりメイドカフェが出てくる。経済の話だったのに出てくる。いったいこの国はどうなってしまってるのでしょう(^^;)…。
あっ,先日うちの近所にもメイドカフェあるらしい事を知りました。ますますメイドカフェの一般化が進んでます。
まぁ,TVで取り上げる場合,大抵あまりそっち方面に詳しくないレポータがメイドカフェに行って,注文するとか,そうしたらメイドさんが「御帰りなさいご主人様」とかいうとかそんな話。そんなの何度もTVでやっていて,「今更…」と思いますが,それ以上踏み込んだサービスがあるわけでもないのでそんなところ。…と書いていてなんかアットいう間に飽きられそうだなぁ…と思ったのですが,それじゃ話が終わるので,もう少し下らない妄想を続けます。
なんというかこれって意外に京都祇園の芸妓に通じるのでは?…と思いました。…とか書くとそっちの世界の人にムチャクチャ怒られそうですが(^^;)…。まぁ確かに芸を磨いている花街の世界と素人のアルバイトがやっているメイドカフェを一緒にするのは乱暴です。ただ思ったのは客が期待しているものが,少し似てるなぁ…と。芸妓がお客さんにするのは,舞ってみせてお酌をしてお話をするだけです。時々誤解してるような性的な接待は御触りも含めてありません。まぁそれをいうとキャバクラだってお話をしてお酌をするだけともいえますが,あれは多分(行ったこと無いのでわかりませんが)恋人気分を味わいに行ってるような気がします。ですが,芸妓の場合そういう恋人気分とかセクシャリティとかよりも見た目とか接客とかを楽しむところの気がします。そういう意味でいうとおそらくメイドカフェもそういうことを客が期待していない…と意味で似てるなぁ…と。メイドカフェでメイドさんと恋人気分を味わいたい…っていう人は,今はいないと思います(今後業種形態が変わる可能性はありますが)。
メイドカフェが今後サービス業として存続していくのかは良くわかりません。素人が接客しているという意味で,枯れていくとはちょっと考えづらく,やっぱり一過性のものなのかなぁ…という気はしないでもありません。ただセクシャリティを排除した形で手厚い接客を受けたいという需要は意外に日本人の中にはあるのかなぁ…という気はします。西洋のレストランはテーブルに担当がついてわりと細く見てくれますが,今の日本のレストランはよっぽどいいところにいかないと,なかなかそういう目に遭わないというのを考えると,接客に特化した店が受けるのもわからないでも無いなぁ…と思いました。
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女性における小子化への立場

2005-12-27 10:00:46 | 社会
土曜の事ですが,朝から例によってTVを観てましたが,ウェイクアップ+で小子化の話をしていて,女性の出演者が3名+1名いたのですが,話している内容がバラバラ。まぁ確かに問題は多様なのでしょうが,こういうまとまらない感じが,男性たるわたしからみても,これじゃー全然話が進まないよなぁ…とか思ってしまいました。特に自民党から来た新人女性議員が暴走していてこういう人が女性の代表になっちゃうの?…悲惨だなぁとか思ったり。まぁ蓮舫と金美齢の意見はそれぞれ納得出来るところありましたが…。蓮舫は実際に子供がいるし,そして議員らしく制度の整備をいろいろ訴えていて,これはこれでそうだと思いました。で金美齢は「愛」と書いて,精神面を強調してましたが,これも単に綺麗事を言ってるわけではなくて,世論の意識を変えていきたいという話。というかマスコミに対する警告。つまりマスコミが「子供を育てるのは大変」というミームを出しすぎていると…,それじゃだれでも尻込みしてしまう…ということだったらしい。まぁ制度が未整備で実際大変なのに「子育ては幸せだ」というメッセージばかり流すのも問題もあるんですが,だからといってネガティブな面ばかり強調するのもどうかと思いました。

で,レギュラーの女性である香山リカが…,そういう子供をつくるのがいいことだ…という風潮が流れると独身の人が肩身が狭い思いをする…ということで水を刺してましたが,これはどうかなぁー…と。だって逆に今まで,社会での成功こそがいいこと…という風潮をつくって,主婦や子育てをすることに対して,価値を認めず,そして個人の問題に押し込んでしまったというのはいいことなの?…と問い詰めたく…。どっちかを極端にいい悪い…というのは確かに問題がありますが,だいたい社会で成功することを良しとする考え方は,その喜びに感じられるのは一部の人間だけで,結婚せずに働いている女性がすべてそういう思いができるわけじゃない…というかむしろその考え方に突き動かされた挙げ句何者にもなれなかった人がどれだけいることか…。まぁこれは男性もそうですけど…。でも家庭を作り子供を育てることが幸せなことだ…というのは女性も男性も全員とは言いませんが,比較的多くの人が経験できる幸せだったりするわけで,一部の人しか達成できない目標より,多くの人が達成できる目標を世間に流布する方が,わたしは建設的だと思います。

というか,独身を追い詰めないで…っていうのは香山女史自身の立場なんでしょう…。つまり結局多くの人が自分の経験だけで意見を言ってるわけで,立場が違う人の気持ちを思いやれないのだなぁ…という辺りにも女性問題を建設的に議論できるようなコメンテータがなかなかいないのだな…と言うことを感じました。まぁ女性の家庭問題が社会化されておらず,密室の状態になってるってことなんでしょうけど…。
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