浦石峡の側でオオキツネノカミソリの小さな群生に出会いました。キツネノカミソリよりもおしべが長く花びらから飛び出ているのが特徴です。ヒガンバナ科なので花が咲く頃は葉は枯れてなくなっています。また、ユリ科との大きな違いは、めしべが花の後ろ側で大きくなるところです。
昨日、寂地峡から右谷山に登りました。途中竜ヶ岳に寄り道をして、観音様を拝みました。体調不良から登りでスタミナ切れとなり、下山終了は予定よりも2時間以上もかかってしまいました。下山は浦石峡コースをとりました。草が生い茂り道が見えない所が何カ所もありましたが、どうにか無事下山できました。植物の写真をたくさん撮ったのですが、デジカメの調子が悪く、手ぶれやピンぼけが多くがっかりしました。今日の写真はオレンジ色が鮮やかだったフシグロセンノウです。
高山植物として最も有名な花はコマクサです。「高山植物の女王」とまでいわれています。中部以北の高山には何処にでも見られるそうです。名前は花が馬(駒)の顔の形に似ているところからつきました。ユニークな形の花ですね。
写真提供;植物の専門家E氏
写真提供;植物の専門家E氏
北アルプスの白馬岳に植物の写真を撮りに行った植物の専門家E氏に写真をもらったので、紹介したいと思います。まずは雷鳥の写真です。日本には日本アルプスの高山にしか生息していません。キジの仲間でつがいで行動します。夏羽の模様は登山道にころがっている石ころのようです。冬羽は冬山のように全体的に白くなります。雷鳥の方から歩いて近づいてきたそうです。
名前が分からないので植物図鑑で調
べましたが、なかなか見つかりませんでした。「秋吉台の植物」に載っているキセワタ(シソ科)とコシオガマやシオガマギク(ゴマノハグサ科)に花の形は似
ているようですが、葉の形やつきかたがまるで違います。インターネットで「ゴマノハグサ科」で調べるとやっと見つけることができました。「ママコナ」でし
た。
説明には『ママコナ ゴマノハグサ 科ママコナ属、やせた乾き気味の山地の林下に生え半寄生の一年草。茎は高さ30~50㌢。枝を分け、先端に刺状の鋸歯のある苞があり、つけ根に紅紫色の花 を1個ずつつける。花は片側だけにつき、長い筒を持っている。和名は飯子菜で、若い種子が米粒に似ているからとか、花弁ののどの部分に、米粒をふたつ並べ たような盛り上がりがあるからとの説がある。花期 6~8月』とありました。写真は霜降山管理道から「昆虫の森」に入り、男山登山道に向かう途中に撮りま した。
説明には『ママコナ ゴマノハグサ 科ママコナ属、やせた乾き気味の山地の林下に生え半寄生の一年草。茎は高さ30~50㌢。枝を分け、先端に刺状の鋸歯のある苞があり、つけ根に紅紫色の花 を1個ずつつける。花は片側だけにつき、長い筒を持っている。和名は飯子菜で、若い種子が米粒に似ているからとか、花弁ののどの部分に、米粒をふたつ並べ たような盛り上がりがあるからとの説がある。花期 6~8月』とありました。写真は霜降山管理道から「昆虫の森」に入り、男山登山道に向かう途中に撮りま した。
植物の名前にイヌがついていると何となく役に立たないという印象を持つのは私だけでしょうか・・・?ことわざでもイヌは悪い意味で使われることが多いですね。「犬も歩けば棒にあたる」「負け犬の遠吠え」「犬死」などたくさんあります。このイヌホウズキもそうですね。食べることができないだけでなく有毒だそうです。でも、薬草にもなるそうです。アメリカイヌホウズキとの区別が難しいのですが、花の色が白いのと、葉に鋸歯が少ないのでイヌホウズキだと思います。
「ヨモギによく寄生するのでヒキヨモギという。日当たりのよい乾燥地にはえる半寄生の一年草で、茎は直立して30~60cmで、下向きの短毛がある。葉は対生で、表面に細かい硬い毛がある。8~9月に葉腋に黄色い花をつける。花冠は唇形で、下方のものは大きい。花の長さ 2-3cmぐらい 。県によっては絶滅危惧種になっているところがある。」霜降山管理道で撮りました。結構たくさん咲いていました。名前はヒキヨモギですがヨモギの仲間ではありません。
昨日の夕方と今日の早朝にサギソウの写真を撮りに行ってきました。昨日に撮った分をパソ
コンに移すとき何があったのかファイルが壊れてしまいました。というわけで今朝また撮りに行きました。サギソウは8月頃に山の近くにある湿地帯に咲きま
す。大学の時に友人に誘われて山登りをしました。その時初めてサギソウを見たのですが、サギが飛んでいる姿そのものが花の形のこの花に深く感動したことを
今でも覚えています。昔はこの場所にサギソウの群生がありましたが乱獲のためほとんど見られなくなりました。数年前に宇部西高のバイオテクノロジークラブ
がサギソウの群生の復元を目指して手入れをしました。今回は2株の花を見つけただけです。毎年花を楽しむ人のためにも保存には気を配って欲しいですね。
ところで、昨日のカエルはやはりモリアオガエルでした。山口大学 学術情報機構メディア基盤センターに尋ねたところ「山口大学理学部自然情報科学科 名誉教授 山岡郁雄先生にお聞きしたところ、目の周りのシュン膜がオレンジ色であることから、モリアオガエルだとわかるそうです。シュレーゲルだと黄色いそうです。」という回答をいただきました。
ところで、昨日のカエルはやはりモリアオガエルでした。山口大学 学術情報機構メディア基盤センターに尋ねたところ「山口大学理学部自然情報科学科 名誉教授 山岡郁雄先生にお聞きしたところ、目の周りのシュン膜がオレンジ色であることから、モリアオガエルだとわかるそうです。シュレーゲルだと黄色いそうです。」という回答をいただきました。
昨日は長小野の林道から男岳に登りました。途中に樹の幹に止まっているアオガエルを見つけました。モリアオガエルと思いましたが、自信がないので調べてみました。特徴としては5センチ以上の大きさであったということです。モリアオガエルとシュレーゲルアオガエルのどちらかだと思います。山口県の分布を調べるとシュレーゲルアオガエルがほとんど全県に分布しているのに対して、モリアオガエルは山口県の中央部東部に集中しています。その上、モリアオガエルは産卵場所が狭い範囲に限定されたり、個体数の関係で準絶滅危惧種に指定されています。しかし、体の大きいことや水かきが広いことなどからモリアオガエルだと思います。念のため山口大学に尋ねてみようと思います。
今日は年休を取って男岳(旭村)に登りに行きました。7時に家を出発して、登り始めたのは8:30でした。林道を何処まで行けば登山口があるのか分からなかったので、途中の広い場所に車を止め、歩き始めました。しばらく歩くと昆虫の森があり、広場がありました。ここまで、車で来るのが良かったですね。せっかくだからカブトムシを探したのですが、生きたものは見つけることができませんでした。でも、懐かしいクヌギの樹液のにおいを嗅ぐことができました。植物の写真を撮りながらゆっくり登ったので、登りに2時間もかけてしまいました。下りはひたすら歩いたので、1時間30分かかりませんでした。12時に下山完了。汗をたくさんかいたので温泉のかわりに厚生年金休暇センターのプールに泳ぎに行くことにしました。途中、道の側にたくさんウバユリが咲いていたので、車を止めて写真を撮りました。名前もぱっとしませんが、花もぱっとしません。ユリの仲間にしてはちっとも人気がありません。でも、茎が太く、たくさん大きな花をつけるので、力強さを感じます。