タムリンの備忘録

山、花、鳥、旅などの写真を中心とした自然観察記録です。
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文科省方向転換

2005年01月20日 | 日記
文科省がゆとり教育から学力重視に方向転換するらしい。
10数年続いているゆとり教育の超目玉のはずの総合的な学習実施から3年も経っていないのに。
文科省の役人は、とまどう現場の教員の質問に「学力に対する考え方を変えよ」と言ってきました。「テストの点だけが学力ではなく、関心・意欲・態度や課題を見つけ自ら解決する能力なども学力であるのでそれを評価せよ」と言ってきました。2002年の指導要領改訂では、教科内容の3割削減、総合的な学習の導入、選択教科の拡大、絶対評価の導入など、目のまわるような変化に対応しようと、現場の教員たちは莫大な時間の議論や研修、各部会を開いて評価表の作成など、試行錯誤の連続を経て、やっと成果の出始めた矢先の方向転換です。文科省は新指導要領の実施に際して、今後10年は大幅な改訂はしないと言っていたのに・・・。文科省からのトップダウン形式の教育課程の改変は現場の混乱を招くだけで、その成果は望めないことがよく分かりました。その上、失敗の責任は誰もとらず、文科大臣を変えることによって、その気まぐれ発言により方向転換を図ろうとする、全く無責任な形で教育改革が進んでいます。あれほど、テストの点だけが学力ではない、学力に対する考え方を変えよと言っていた文科省が、他国とのテストの点での比較で、学力低下をマスコミに批判されただけで・・・。しわ寄せはすべて、現場の教員に来るわけです。こんなシステムではよい教育ができるはずがありません!!国の繁栄は、国民の教育によるところは明白です。政府にはもっと真剣に教育について考えてもらいたいと切に思います。

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