オトギリソウのことを初めて知ったのは秋吉台の植物観察会です。職業がら身近な植物の知識は少しはありましたが、山に咲く植物については全く知らない頃のことです。そこで弟殺しの逸話からついた名であることを教わりました。湿地に咲く小型のオトギリソウにヒメオトギリソウとコケオトギリソウがあるのを知ったのは数年後です。今回撮影したオトギリソウがどちらなのか知るために、区別の仕方を調べてみました。おしべの数で区別できそうです。10以下ならコケオトギリソウ、10~20ならヒメオトギリソウ。従って、写真のオトギリソウはヒメオトギリソウです。