タムリンの備忘録

山、花、鳥、旅などの写真を中心とした自然観察記録です。
自然が大好きな方々のご訪問をお待ちしています♪

ヒメユリ・ユウスゲ(九重周辺の湿地、飯田高原)

2007年07月22日 | 日記
ヒメユリ



台風や高校野球の試合のために延期になっていた九重訪問を22日に実施することができました。湿地を4か所まわった後、男池園地と白水鉱泉に行きました。今年は、3か所の湿地でヒメユリを見つけることができました。花を探していて不思議に思うのですが、初めの一つを探すのに時間がかかります。しかし、それを見つけた後は、ここにもあそこにもというふうに、次々とみつかるのです。人の目とは不思議なものですね。ヒメユリはその名の通り、ユリの仲間にしては小さめの花をつけます。深紅の小さな花が上を向いて咲きます。ススキやアザミが高く生い茂った湿原の中でもひときわ目立つ色です。山口県にもヒメユリの記録はあるのですが、栽培目的で採取され絶滅寸前の状態です。しかし、無人島に群生している場所があるそうです。
ユウスゲ



飯田高原にはたくさんのユウスゲが咲いていました。夕方から朝方にかけて花を開いていますが、昼は萎んでしまいます。だから、花の撮影はいつも帰り道で行うことになります。何ともいえないまろやかな黄色をしています。だから、ユウスゲは別名をキスゲといいます。東日本の高原ではニッコウキスゲが有名ですね。ニッコウキスゲは西日本にはありません。花は橙黄色で昼間咲き、夕方に萎みます。