タムリンの備忘録

山、花、鳥、旅などの写真を中心とした自然観察記録です。
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ヤマエンゴサクとジロボウエンゴサク他

2007年05月12日 | 日記
ヤマエンゴサク


ジロボウエンゴサク


ヤマエンゴサクとジロボウエンゴサクは花の形も葉の形も似ているのでほとんど区別ができません。しかし、花柄の根もとについている小葉の形から区別することができます。小葉に切れ込みがあり、蛙の手のような形をしていたらヤマエンゴサク、切れ込みがなく丸っぽかったらジロボウエンゴサクです。九重では花の色が青紫色だったらヤマエンゴサク、赤紫色だったらジロボウエンゴサクという傾向があるみたいですが、区別の決め手にはなりません。
ツクバネソウ


ツクバネとは羽子板の羽根のことです。4枚の輪生した葉が羽根に似ているのでついた名でしょうね。緑色の花は顎片です。花びらはありません。おしべと葯は黄色で、中央で4裂している赤い糸のようなものが雌しべの柱頭です。変わった形をした花ですね。
タニギキョウ


イチリンソウが群生していた場所にタニギキョウの群落もありました。タニギキョウとうい名は、湿った谷筋に多く見られることからついたといわれます。