私のウォーキングコースのひとつに小学校の横を通るコースがある。
先日と昨日夕方、それはすごく大きい声が校庭から響いてきた。
何だろう?と思い、塀の間から覗き込んでみた。相撲クラブの練習だ。
「押せ押せ押せ!」、「頭をつけろ!」などなど・・・小学生や指導の先生の大きい声が響く。
市内の小学校にはもう20年以上前、すべてに相撲場が整備されたという広報の記事を見たが、あまり使われてないようなので、“もったいないなぁ〜”と思っていたところだった。
1日目は小雨まじりの日、2日目は晴天の日。何れも小学生は裸の身体にまわしを締めていた。指導に当たる先生二人はジャージーの上に白のまわし姿。
何回も先生にぶつかって行くと、子供の白い肌はほんのり赤く変わっていた。それにもかかわらず、児童たちは懸命にぶつかり稽古を続けていた。
やがて、練習が終わったようだ。
一斉に「ありがとうございました!」というさわやかな声が聞こえてきた。
小学校の校庭からは野球やサッカーのクラブに入っている児童の声がこだましている時がある。いずれも元気に満ち溢れている。
小学校のときは、スポーツの基本をみっちり体得することが大切なことは言うまでもない。この時代にしっかり体力や精神力を培っておくことは大切だ。
『お受験』などと言って学校から帰ると塾でも勉強をさせ、頭でっかちでひ弱な小学生が多いより、まずは体が丈夫な“ガキ大将”が多い方がこの国の将来は元気になるだろうと強く思うことがある。