復興担当大臣がわずか9日で辞任した。
辞任すると菅総理に話した後の記者会見では、最初元気な振る舞いを見せていたが、だんだん目頭に涙が増えるのがわかった。しかし、表情を極端に変えることはなかった。
昨日の段階では、まっすぐに仕事をするだけ・・・と強気の表情を見せていたのに、一夜明けると辞意を表明、強気の表情を弱めていた。
さっきのことは“オフレコだ”“これを書いた社は・・・”マスコミに対して『脅し』ともとれる言葉を発し、これまで何回となくマスコミ操作ととれる言動をしようとしていたが、新聞などの文字媒体はなんとかなったかもわからないが、テレビやインターネット動画はなんとも防ぎきれなかった。
宮城県知事との会談でもマスコミに注文をつけるシーンが放送され、これまでの注文がご破算になってしまった。
菅内閣の一員なのだから勘違いして、なんでもかんでも発言するわけにはいかないはずなのに、菅さんが6月一杯で辞めないことに“キレ”はじめていたようだ。このため、被災地へ行って“キレ”てしまうようなことは良くない。ストレス処理を自身で解決できないというのはお粗末としか言いようがない。
そのいい例が、民主党員でありながら『3月11日以来、民主党も自民党も公明党も嫌い・・・』と発言した真意は?彼をいさめるブレーンがいなかったのだろう。どんどん発言がエスカレートしていったようだ。
菅総理の任命責任はどうなっているのだろうか?わずか9日で退任するような大臣を任命したわけだから当然、責任をとるべきだ。
被災地にとってみれば、この9日間は何も復旧が進んでいなかったに違いない。
先日もこのブログにアップしたが、民主党政権になって何ひとつとして政治が動いたことになっていない。出てきたのは『政治不信』だけで、この政権は、いろいろあれこれ騒ぐだけで、終わってしまいそうな様相を呈している。
わが国の政治は末期症状がどんどん広がってきている。
傷口が広くならないうちに手術をしなければ、日本は沈没してしまう。
困った、困った。