今年は・・・

　今年２００５年は相変わらず大きな事件事故が相次ぎました。
先日、大学の先生と話していて感じたことです。この国は『教育』の方向を間違えたのでは・・・ということでした。
　まぁ、確かに、この国の経済成長には素晴らしいものがあるということを否定はしませんが、経済成長に人々の心や体がついて行けなくなってしまったのかもわかりません。
　一方、事故は防げるはずのものなのですがＪＲ西日本の尼崎事故をはじめ、先日のJR東日本羽越線事故など、常に働く者は『プレッシャー』をかけられ、知らず知らずのうちに『やれば出来る』という勘違いした意識を植え付られ、出来ないものには『落伍者』の烙印を押してしまう。高度成長で日本人本来の『ゆったり』した気持ちがなくなってしまっているから、このようなことになってしまうのではないでしょうか。日本人は高度経済成長に精神的に『麻痺』させられているのです。『麻痺』は『飲酒運転』と同じですから事故が起きるのも当然です。
生きていくうえでそんなに急ぐことが必要なのでしょうか！？
貧乏でもいい、ゆったりと過ごせる国のほうがはるかに豊かな心が育めるはずです。
そういえば何年か前に、こんなキャッチ不レースがありましたよね。
　　　　　　　　　『せまい日本そんなに急いでどこへ行く！』


湯沢市の泥湯温泉で宿泊客の一家４人が倒れ、両親と子供4人が死亡した事故は、子供らが遊んでいるうちに硫化水素ガスがたまった雪の空洞に落ちたのが原因とみられている。
楽しい温泉旅行だったはずなのに・・・・この近辺ではこの時期、硫化水素がよく
発生するというのに何故『立ち入り禁止』にするとか『注意書き』を出せなかったのか悔やまれます。同時に遺族の皆さんにお悔やみ申し上げます。