得点が入らない試合はついつい長く感じさせられるのだが、今晩はあっという間の2時間余りだった。
延長後半、長友が左から絶妙の柔らかいクロスを上げ、センターで待っていた李が左足のボレーでシュート!これがゴールマウスを揺らした。鮮やかなゴールだった。カタールのハリファスタジアムピッチでは死闘が続く中で、両チーム共にやや疲れが見える中での先制ゴールだった。
おめでとう!日本代表サッカーアジアカップ最多の4回目の優勝だ。ザッケローニ監督になって初の大会で初めての優勝だ。監督としても大いに悩み、大いに考えて出した采配方針。選手起用がぴたりと的中して、見事な優勝だ。おめでとう!
日本の勝因は一つに団結力が強かったこと、二つには勝ち進みたいという欲求が全員に浸透していた事。また、メンタル面でも、フィジカルな面でも1試合ごとに成長していったことなど。香川、松井の中途欠場でよりそれらがイレブンに増していた。
今大会のMVPに輝いた本田圭佑をはじめ、長谷部、遠藤らに加え、今野、内田、前田、岡崎、交代で出場した岩政、吉田、伊野波、細貝ら・・・そしてなんと言っても川島のファインセーブはすばらしかった。
試合後、ピッチでは、好スタートを切ったザッケローニ監督とオーストラリアのオジェック監督が爽やかにお互いを称えあっていたが、ゲームを離れると紳士的な光景に接し、スポーツの心地よさを改めて感じさせられた。
ただ、日本発の『刺青』がユニフォーム下の上腕から見えるオーストラリアの選手を見ていて、わたしには気分の良いものではなかった。。。