良い意味で、なんとも悠長なタイトルだが、『道後の花鳥風月』と題したスナップ写真展が子規記念博物館で始まった。
写真展を開いているのは、とある銀行の幹部だったSさん。
先月、ひょんなことから知り合いになり、写真展を開催するというので心待ちにしていたのだが、きょうが初日ということで、散歩かたがた行ってみた。
子規博2階ロビーに、3年前から撮り始めた季節の花の写真を中心に、“花”、“鳥”、“風”、“月”の写真が並べられて(展示されて)いた。
たまたま、会場を訪れていた友人も感心していたのだが、“鳥”のコーナーでは、道後公園に飛来したり、生息しているメジロ、イソヒヨドリ、ヒレンジャク、カワセミなどを一眼レフで撮影した作品には目を奪われた。
「いつも公園内を散策していて出合った光景を三脚なしで望遠レンズを使って撮影しただけ」とSさんは謙遜するが、手振れはない、ピンボケもない素晴らしいショットの鳥たちが写っていた。
また、道後の四季折々の花を中心としたスナップからは、いずれもレンズから撮影者の優しさが漂ってきていた。
作品の下には正岡子規の俳句が添えられている。