先日、年が明けて初の新年会を、安い居酒屋で気の合う2人でやった。
その人とはもう10年来のつきあいで、定年後もパートで勤めている男性で、お互い酒はそんなに強くない。
昔と違って本当に便利な世の中で、夕方、急に携帯電話で連絡を取りあって会う事になった。
集合場所は市内中心部だけれど、食べ物はウマイし値段は安い行きつけの場所。
6時半集合で、たまたま私が10分ほど早く到着。彼が少し遅く(といってっも定刻に)やってきた。
その店は、酒類のキープをしているとかなり安く上がるところで、座敷ではテーブルを並べ替え20人近くの男性が集まり新年会を始めたところだった。鍋を囲んで賑やかに会が進んでいた。
ご夫婦2人が仲良く?店を営んでいて、いつもは座敷がこのように満席になるようなことは稀で、暇なときは、ご主人も私たちに加わり、座敷でゆっくり杯を傾けるのだが、この日、座敷が満席だったため、カウンターに腰を掛けてのスタートとなった。
ご主人から『今年もヨロシクお願いします』と、金粉入りの日本酒が振舞われ、美味しい酒で気持ちよく2人だけの宴?が始まった。
話の内容は、家族のこと、趣味のこと、日本経済や政治の今後などなど、2人の興味ある話題が食事や酒とともに展開されていった。
中でも、今月下旬にハワイで娘さんの結婚式があるとの話題が出てきたときは、かなり嬉しそうに話していたのが印象に残った。ハワイへ行って、ごく限られた人数で結婚式を挙げるとのこと。初めて行くハワイでのスケジュールについても楽しそうに話してくれた。
私の酒の飲み方はマイペースだが、彼はキープした芋焼酎のお湯割がどんどん進んで饒舌になり、あっという間に8時を回っていた。
一昨年までは、仕事がらみの新年会で多くの後輩たちと仕事の話が中心だったが、この日のような2人だけの新年会は、アルコールが入った後、まっすぐ帰宅し、気分が大いに爽やかだった。このような飲み会は翌日に酒が残らないので良いなぁと大いに感じた。